50.大吾side ページ50
50.
《大吾side》
お風呂から俺が先に出てソファーに座ってたらあとから出てきたAは俺から少し離れて隣に座った
…わかってる…Aの初めては全部俺とやし俺の初めては全部Aとってことくらい。ただ恥ずかしかっただけやのに…
…A まだ不機嫌やし...俺はどうしたらいいん？…
大吾｢なぁまださっきのこと怒ってるん？｣
A｢怒ってないって言ってるやん｣
大吾｢どう見ても怒ってるやん｣
A｢… もういい…｣
大吾｢はぁぁぁ…｣
A｢またそうやってため息つく｣
大吾｢はぁ？｣
A｢いつもそう。すぐにそうやってため息ついて…私のことが煩わしいなら突き放したらいいやん。最初から私のことなんて好きじゃないくせに｣
…えっ…なにそれ…俺がAのこと好きじゃないってAはずっと思ってたん？こんなにAのこと愛してるのにぜんぜんAに伝わってなかったんや…
…これは俺…めっちゃ傷ついたわ…
…なんか…もうどうでもいい…
大吾｢…だから浮気したん？｣
A｢…えっ｣
大吾｢浮気したんやろ？｣
A｢…ごめん｣
大吾｢ふーん、そっか。謝るってことは本当にしたんや。俺とAの2人のこの家に男 連れ込んで何してたん？…あぁエッ チやんな。どこで？このソファーで？俺らがいつも一緒に寝てるベッドで？｣
A｢...大ちゃん…｣
大吾｢なに？お茶してただけですとでも言うつもり？｣
A｢違う。エッ チはしてないから｣
大吾｢エッ チ "は" ？じゃあ、何をしたん？｣
A｢キス…した｣
大吾｢…何回したん？｣
A｢わからない。覚えてない…｣
大吾｢…覚えてないって…。その人とは会ってるん？｣
A｢2回会っただけ。でも2回目は何もしてないから｣
大吾｢でも1回だけじゃなくて2回会ったんやろ？2回目もここで？｣
A｢…うん。もう会うつもりなかったのに２回目は仕方なくて…｣
大吾｢なんやねんそれ(笑)マジで意味わからん(笑)…もういいわ…｣
寝室に行って自分の服を適当にカバンに詰め込んで玄関に行くとAが追いかけてきて…
A｢大ちゃん、待って。話そうよ｣
大吾｢今は無理｣
A｢大ちゃん、待って…｣
ドアが締まり切るまで何度も俺を呼ぶAの声は聞こえてたけど、無視して俺は振り返らずに部屋を出た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 433人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音香-otoka-(プロフ) - わあさん» わあ様 コメント(？)ありがとうございます (2022年10月9日 17時) (
レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
わあ - わあああ (2022年10月9日 15時) (レス) id: 1dc4a31fb3 (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - るんさん» るん様 読んでいただきありがとうございます！コメントも嬉しいです！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年8月15日 1時) (レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年8月15日 1時) (レス) id: 09d5484fe2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年7月21日 17時
