309.恭平side ページ9
309.
《恭平side》
仕事が終わって今日宿泊するホテルに行ってすぐにシャワーを浴びてもうあとは寝るだけって状態でベッドに倒れ込んで時間を見たらもう日付が変わっていて…
Aに"起きてる？"ってメールしてみたらすぐに既読になって"起きてるよ"って返信がきたからすぐに電話をかけた
A｢恭平、お疲れさま｣
…あぁ…Aの声や...
…えっ、なんやろこれ…声聞いただけでこんなにホッとするなんて初めてやねんけど…
A｢えっ...恭平やよね...？｣
恭平｢あっ、うん。ごめん。ちょっとボーッとしてた｣
A｢寝たほうがいいんじゃない？電話切ろっか？｣
恭平｢大丈夫やから待って｣
A｢わかった。じゃあちょっとだけね｣
恭平｢うん｣
A｢あっ、テレビ観たよ｣
恭平｢見てくれたんや｣
A｢うん。すごくかわいい曲やね。初恋 思い出しちゃった(笑)｣
恭平｢Aの初恋っていつなん？｣
A｢小学生のときかな｣
恭平｢どんな人？やっぱり顔がかっこよくて好きになったん？｣
A｢ふふっ(笑)そうだね(笑)もちろん顔も好きだったけどその人の笑顔を好きになったの。っていうか大ちゃんなんだけど(笑)｣
恭平｢えっ、凄っ。ヤバッ。大吾くんが初恋の人なんや。じゃあ今まででAが好きになった人って2人だけってこと？｣
A｢えっ？｣
恭平｢なにその反応？大吾くんと正門くんの2人じゃないん？｣
A｢…あぁ…えっと…そのうち話すつもりでいたけど…恭平に嘘ついたままなのは嫌だし今からちょっとだけ正門くんとのこと話してもいい？｣
恭平｢...うん…｣
…ケンカしただけで実は別れてないとかじゃないよな…
A｢私たち本当は恋人って言っていい関係じゃなかったの｣
…ぜんぜん意味がわからん…
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月11日 17時
