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306.正門side ページ6
306.
《正門side》
駅で大吾たちと別れてから1人で電車に乗って、
今日の仕事先の近くで朝ごはん食べながら仕事まで時間を潰そうと店に入った
この店に朝来たらこれって決めてるいつものセットメニューを買って窓際の端の席に座って…
考えるのはやっぱり…Aのこと…。
大吾には後悔しないようにって言われたけど、
"無理っていったけどやっぱり友達に戻りたい"なんて昨日の今日で言ったらめちゃくちゃかっこ悪いし...。
とりあえずもう１回会って話したくてメールをしたけどなかなか既読にもならなくて、
…実家やしゆっくり寝てるのかもな…って思いながら携帯をテーブルの上に置いたけどドリンク飲みながら目線はずっと携帯の画面。
メールしてから10分くらい経った頃に既読になって…
冷たい敬語の返信がきて…
...でもなんやろ…笑ってしまう(笑)
今のAはあのかわいい拗ねた顔してんのやろなぁって…
俺が"会いたい"って言ったらどんな顔すんのかな。
それはちょっと想像できへんなぁ…って思いながらメールして…また敬語で返信がきて…
でも今度はなんとなくAは嬉しそうに笑ってる気がした
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月11日 17時
