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344.恭平side ページ44
344.
《恭平side》
…A…なんで俺にはなんにもないん？…
大吾くんが泣きながら丈くんに携帯を渡していて、
気になって丈くんの手の中に大吾くんの携帯があるときに俺も覗き込んで見たら…
"大ちゃんデビューおめでとう"
ってメールが見えて…
Aからのメールなら俺にも届いてると思いながら自分の携帯見たけど何も入ってないし…携帯変えるって言ってたのに新しい番号も何も入ってなくて…
怖くて不安で泣きそうやけど我慢して...
車から降りたらすぐに丈くんが近づいてきた
丈｢恭平、大丈夫？」
恭平｢…丈くん...俺、Aと付き合ってる…｣
丈｢そうやと思ってた。あとで話聞いたるから今は仕事に集中して気持ち切り替えて｣
恭平｢うん｣
丈くんと歩きながら話してたらうしろから肩を１回叩かれて振り返ったら…
大吾｢高橋あとでちょっと話そ｣
恭平｢俺も大吾くんに話したいことがあるんで｣
大吾｢うん。わかった｣
…こんなに好きになった人は初めてやから絶対 Aのことだけは離さない…
"これからは俺が絶対に幸せにするから心配しないでください"って大吾くんにはっきり言う
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月11日 17時
