337.正門side ページ37
337.
《正門side》
玄関先で抱きしめあったままでいたけど体調悪いことを思い出して体を離した
正門｢...ごめん」
A｢…ううん｣
正門｢大丈夫？歩ける？抱っこしてこか？｣
A｢大丈夫」
正門｢ほんまに？甘えてええんやで？｣
A｢大丈夫だから…上がって｣
玄関を入るとすぐにキッチンがあってその奥に1部屋…
その部屋にはシングルベッドとテレビとテーブル
A｢適当に座って。あっソファー買ったんだけどまだ届いてないから床でごめんね｣
正門｢ええよ。あっ 体調悪いって聞いて来たんやけど大丈夫なん？｣
A｢うん…ちょっと風邪気味…あと…二日酔い…｣
正門｢二日酔い？？｣
A｢…うん。昨日の夜 久しぶりに飲んで...飲みながら寝落ちしちゃって｣
正門｢なんやそうなんや(笑)あっ でも風邪気味なんやんな？ちょっとでも何か食べた？｣
A｢ううん｣
正門｢やっぱり(笑)そうやと思った(笑)家からいろいろ持ってきたから何か作るわ｣
A｢...でも…｣
Aをベッドに座らせて寝かせてふとんをかけて…
正門｢ええから。Aはおとなしく寝てて｣
A｢…じゃあ、ちょっとだけ寝ていい？｣
正門｢うん。ええで。そばにずっといるからしんどかったらすぐに言うんやで｣
｢ありがと｣って微笑んで頷くAはすごくホッとした顔していて...
ベッドサイドに座って髪を撫でたらAは目を閉じてすぐにスースーと寝息をたてて寝てしまった
あまりにも無防備でなんかちょっと心配やけど…
もしかしたらAがこんな姿を見せるのは俺だけなんかなって…
チューしたかったけど我慢してキッチンに行って…
お粥なら食べれるかもしれへんと思いながら家の炊飯器からちょっとだけとってきたごはんでお粥を作って…
Aのところに戻ったら…ちょうどAの携帯のアラームが鳴り出して…
Aはアラームを止めて...
ふとんの中で｢んーーっ。よく寝た｣って両手を伸ばしたあと起き上がって…
正門｢ちょっとでも寝られた？｣
A｢うん。ありがとう｣
正門｢なぁ、なんでアラーム鳴ったん？19時50分ってなんの時間？(笑)｣
Aは｢あっ｣って言ってベッドから出てテレビを付けて...
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月11日 17時
