なにわ彼氏。。。7 (ページ4)

今日:17 hit、昨日:11 hit、合計:72,301 hit

304.大吾side ページ4

304.

《大吾side》

なんか高橋の様子がおかしい…
絶対俺のほうを見ないっていうか見ないようにしている気がして…

正門が高橋の部屋のベッドでAが寝てたとか言ってたし絶対何かあったんやと思う

はっすんにたのんで高橋と席を代わってもらって…
高橋が俺の横に座った

恭平｢大吾くんどうしたん？｣

大吾｢高橋…昨日 Aと何かあった？｣

恭平｢えっ？｣

大吾｢高橋のホテルの部屋にAが行ってたって正門から聞いたから｣

恭平｢(…あぁ…そっちの話か…)｣

高橋が小声で言ったから聞き取れなくて…

大吾｢今、なんて？｣

恭平｢えっ、あぁ、あのときやんな。正門くんがフロントに行ってるあいだ"いつ退院したん？"とか話してただけやけど｣

…相変わらず目は合わせてくれへんけどこれ以上疑うのもどうかと思うし…

大吾｢そうなんや。ごめんな、わざわざ席代わってもらってこんなこと聞いて｣

恭平｢ぜんぜんいいけど…。…大吾くんとA…あっ、Aちゃんって夏に別れてたんっすね｣

大吾｢あぁ…うん｣

恭平｢正門くんと付き合ってたこともびっくりしたし、それ知ってすぐに別れたって聞いてもっとびっくりした。...あっ、眠くなってきたから着くまでちょっと寝ていいっすか？…｣

大吾｢あっ、ごめんな。寝て｣

恭平｢大吾くんも寝てな｣

大吾｢うん。俺も寝るわ｣

高橋は下を向いてすぐに寝息が聞こえてきて…俺は窓のほうを向いて...

…ん？あれ？ちょっと待って…高橋はなんで正門とAが別れたこと知ってるん…