28.正門良規side ページ28
28.
《正門side》
結局、アイスはAと半分こして食べた。半分こっていうか半分以上Aの口に入れてしまった気がするけど(笑)
Aが俺の髪を触ってきたから俺は左に体を向けて…
正門｢ん？なに？｣
A「…髪、クルクルじゃないね｣
正門「終わったからな。もう次に向けて始まってるし」
A「そっか。忙しそうだけどちゃんと休めてるの？」
正門「うん。休みの日はサウナ行ったりしてるし｣
A「えっ、良規、サウナ行くの？」
正門「行くけど…なんでそんなにびっくりしてるん？」
A「だって…11月なのに暑いって言ってる人だよ？サウナなんて行ったら滝のように汗出るよね？」
正門「出るけど。整うねん」
大爆笑くらいめちゃめちゃ笑われてる
正門「そんなに笑うことでもないと思うけど」
A「ごめん。ちょっと想像しちゃった｣
正門｢…エッ チやねんな…｣
A｢違っ…違う。…裸を想像してたんじゃなくて…｣
正門｢想像しなくても見たかったらいつでも見せるで？｣
A｢だから違うって。…もう…ごはんの用意してくる｣
Aはソファーから立ってキッチンに行ってしまった
空席になった俺の左側の景色は窓。窓の外は雨。さっきまで温かかった俺の左側に違和感を感じて...
...なんかめちゃくちゃ寂しい...
俺もキッチンへ行ってAの右側に立ってAの右肩に頭を乗せた
A｢どうしたの？｣
正門｢...なんやわからんけどここ落ち着くねん｣
A｢そういえばソファーで一緒にテレビ見てるといつも私の右肩で寝ちゃうよね｣
正門｢でも俺が起きたときにはAが俺の左肩で寝てるよな｣
A｢ふふっ。そうだね。私も良規の左肩に頭のせると落ち着くんだよね｣
…あぁ、そういうことか。だからさっきAがいない左側に違和感感じたんや…
2人でいるときの
俺の左側の景色はA。
Aの右側の景色は俺。
自分でも気がつかないうちにAの右側にいることが俺の当たり前になってたんや
正門｢俺も手伝うわ。晩ごはんなににする？｣
A｢…寒いからお鍋にしようと思ったけど良規が寒くないならやめておこうかな…｣
正門｢お鍋ええやん｣
A｢じゃあ辛いのにして良規、汗だくにしちゃおうかな｣
正門｢汗だくになったら着替えさせてくれる？｣
A｢…やらしい｣
正門｢そんな俺も好きやろ？｣
A｢うん。大好き｣
俺の左側の景色はめちゃめちゃかわいい笑顔のA
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 265人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「正門良規」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音香-otoka-(プロフ) - かつみさん» かつみ様 読んでいただきありがとうございます。コメントありがとうございます。少し書き直して書き足しました。 (2022年11月29日 18時) (
レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - 〜完〜ですか？すごく楽しかったので続編ありましたら楽しみにまっつますw (2022年11月27日 12時) (レス) @page36 id: 7ed3874fad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2022年9月29日 22時
