16.正門良規side ページ16
16.
《正門side》
舞台の東京公演が終わってすぐに大阪での仕事のために新幹線に乗って、座席に座って携帯を手にとった。
画面の通知の中にやっぱりAの名前はない
Aからメールをしてきたときは俺が振られるときだと思ってる。でもたまにでいいからあっちから連絡してほしいとも思ってる。…言わへんけど。絶対嫌われたくないし。
こんなこと思ってる時点で俺はAに気持ちを振り回されてて…Aに夢中になっているってこと。
こんなにもできた彼女はいないと思う。できた彼女すぎていっぱい我慢してくれてることもわかってる。それに甘えすぎてたらいつか振られるだろうってこともわかってる。
だから俺も実は必死やねんで… 俺ができる範囲で必死でAを俺に繋ぎとめようとしてる。絶対手放したくない人やから。
新幹線の中で "今から大阪に帰ります"ってAにメールをしてみたけどすぐに既読にならなくて…ちょっと寂しかった。
大阪に帰ってきてすぐに仕事。
その仕事は深夜に終わって、携帯を見たらAからメールが届いていた。…"おかえりなさい。またね"…って。
何回も打ち直して送ってきた文やと思う。…でも"またね"ってなんやねん。
寂しくてめちゃくちゃ会いたくなって、
"月曜日の夜、行っていい？" ってメールを送信した
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音香-otoka-(プロフ) - かつみさん» かつみ様 読んでいただきありがとうございます。コメントありがとうございます。少し書き直して書き足しました。 (2022年11月29日 18時) (
レス) id: e9df3dd604 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - 〜完〜ですか？すごく楽しかったので続編ありましたら楽しみにまっつますw (2022年11月27日 12時) (レス) @page36 id: 7ed3874fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2022年9月29日 22時
