君といるはずだった時間 3 (ページ45)

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144.正門良規side ページ45

144.

《正門side》

朝の7時55分やしもう仕事に行ったかもしれないけど昨日のこと謝りたくて試しにAちゃんの部屋のインターホンを押そうとしたらドアが開いて…

A「…えっ…よしくん…。おはよう…」

正門「おはよう。会えてよかったぁ…。ちょっとだけいい？」

A「…あぁ…ごめん。今日はちょっと出る時間が遅くなったから急がないといけないの」

正門「そっか。あっ、じゃあこれだけ。…昨日の夜は部屋に行くって言ったのに行かなくてごめん」

A「…えっ…」

正門「昨日、話したかったことやねんけど…今日から仕事で2週間東京行くから、また帰ってきたら話す。…あっ、引き止めてごめんな。いってらっしゃい」

A「…いってきます」

Aちゃんの背中を見送ったあと自分の部屋に戻ったら…大吾はまだシャワー浴びてるし、はっすんはソファで熟睡中で…
俺ははっすんが寝ているソファにもたれて床に座った

…Aちゃん、怒ってなくてよかったけど眠そうな顔してたな。もしかして俺が来るのをずっと寝ないで待っててくれたんやろか…。
…あぁもうそういうところもほんまに愛おしい。早く付き合いたい。
けど…
昨日の夜は久しぶりに大吾とはっすんと飲むのが楽しすぎて、Aちゃんのことを話すのを、2軒目にしよ、3軒目にしよって先延ばしにして結局2人に話せなかったから…もうちょっと待ってな…