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138. 私 side ページ39
138.
《Aside》
遅くなるとは言ってたけど私の部屋の前のインターホンが鳴ったのは深夜。
モニターを確認せずに玄関のドアを開けたら…「こんばんは」って頭を下げているのは和也で…
私が「和也」って言ったらゆっくり顔を上げた和也は私の顔を見てぽかんと口を開けたまま固まって…。
和也の横からかなり酔ってるっぽい良くんが｢ただいま〜｣って。しかもその横にはしゃがみこんでる大吾くん。
A｢よしくん、自分の部屋の鍵は？｣
｢ん？あるけど｣って良くんがカバンから出した鍵を受け取って…
A｢和也、よしくんの部屋に大吾くんを運ぶの手伝って｣
大橋｢あっ、うん。えっ、待って。正門の家、ここじゃないん？｣
A｢…うん｣
先に良くんの玄関の鍵を開けようとお隣の前に行ったら、和也が良くんの部屋と私の部屋を交互に見て｢えっ｣って何回も言ってて…
A｢和也、あとでちゃんと話すから手伝って｣
大橋｢…あっ、うん｣
私が歩ける良くんを、和也がなんとか歩ける大吾くんを良くんの部屋の寝室のベッドに運んで寝かせて…和也と2人で良くんの部屋のソファに息を吐きながらすとんと座った
A｢…久しぶりだね｣
大橋｢…うん。1年ぶりくらいやんな…？｣
A｢…そうだね。…2人を起こしちゃうとかわいそうだし…私の部屋で話そっか｣
大橋｢…うん｣
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年2月2日 21時
