133.大橋和也side ページ34
133.
《大橋side》
− 202×年 夏−
東京でメンバーそれぞれ新居に住み始めたし、今、俺も大ちゃんもドラマの撮影中で毎日忙しい。
だからってわけじゃないけど…大ちゃんとぜんぜんAの話はしてない。
去年の12月に正門と大ちゃんと大阪で飲みにいったときに｢俺がもらう｣って大ちゃんに言われてすぐに俺は心の中で"Aを大ちゃんにぜったい取られたくない"って思った。
でもあのとき"約束したし絶対別れる"って言ったばっかりやのにそんなこと言えなくて…大ちゃんに俺は｢だいちゃんの好きにしたらいいと思う｣って言って…。
だから誰にも相談できずに1人でAのこと探して…でもぜんぜんみつけられなくて…
さすがにAのことはもう忘れようとしたけど、ふとした瞬間にAのことを思い出すことが何回もあって…今も俺はAのことが好きなまま。…っていうか別れ話してないからまだ別れてないし…。
メンバーみんないる控え室でそんなこと考えながらボーッとしてたら大ちゃんが話しかけてきた
大吾｢はっすん、正門の新居行った？｣
大橋｢行ってへんけど...。あっ、そっか。正門、ひとり暮らし始めたって言ってたな。だいちゃんもまだ行ってないん？｣
大吾｢うん。2月に正門のソロコン初日見に行ったときに泊まらせてって言ったのに"まだ荷物片付けてないからあかん"って言われて…でもそれってなんか変やと思わん？｣
大橋｢なんで？｣
大吾｢あのとき引っ越して1ヶ月以上経ってたのに片付いてないわけないやん。絶対 誰かと住んでんのやで｣
大橋｢えー、そうなんかなぁ｣
大吾｢それで…本当のところどうなのか知りたいし酔った勢いで正門の部屋に泊まらせてもらおうと思って(笑)…あさって休みやし明日の夜、大阪帰って正門をごはんに誘おうと思ってんのやけど、はっすんも来る？笑｣
大橋｢うん。行く。笑｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年2月2日 21時
