君といるはずだった時間 3 (ページ32)

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131. 私 side ページ32

131.

《Aside》

自分の部屋の玄関の鍵を開けて中に入ってすぐに顔を両手で包み込んでしゃがみこんだ

この1ヶ月、良くんと半同棲してるみたいに過ごした時間が楽しすぎたから今日は朝からその時間がないことが寂しくてたまらなくて...
そんなときの｢付き合ってくれへん？｣に勘違いした自分が恥ずかしい。
だけど禁酒解禁に私を誘ってくれたことは嬉しい。

立ち上がって、
冷蔵庫からお酒と食材を持って良くんの部屋に戻って、キッチンを借りておつまみを作って、
テーブルに置いて、
お酒を開けて｢お疲れさま｣って缶をコツンと当ててお互いひとくち飲んで...

正門｢久しぶりのビールうまいわぁ｣

A｢ね！久しぶりに飲むとおいしいね｣

正門｢Aちゃんも飲んでなかったん？｣

A｢あぁ、うん。よしくんの禁酒に釣られて私も禁酒しちゃってた。笑｣

正門｢そうなんや。...Aちゃん明日は土曜日やけど仕事？休み？｣

A｢休みだけど｣

正門｢じゃあ今日はいっぱい飲もか｣

記憶なくさない程度にしておかないと...
って思ってたのに、良くんと飲む久しぶりのお酒はおいしくて酔いが回るのも早くて…