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111. 私 side ページ12
111.
《Aside》
…確かに別れ話はしてないかも…
…だけど、今さらだよ…
…だけど、今さらでも…
大吾くんの気持ちが嬉しい。
熱があるって言った私のところにすぐに来てくれたこと。
ずっと私の連絡先を消さずにいてくれたこと。
電話に出ない私を心配してくれたこと。
大吾くんの私への想いに胸がきゅっとなる
大吾くんは私の体をそっと押して少し離して…
「…Aちゃん…好きやで」って言葉のあとに私に短いキスをして…
私が目を閉じたら、今度は少し長いキス…
それが深いキスに変わっていって…
私は大吾くんの背中に手を回して…
何度も深いキスを繰り返して…
キスの合間に服を脱がされて脱がして…
テーブルを押しのけてソファから床におりて…
ラグマットの上でお互いの体全部に手で触れて…口で触れて…舌で触れて…
「かわいい」と「綺麗」と「好き」と「愛してる」を何回も何回も大吾くんに囁かれながら私たちは深いところで繋がった
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年2月2日 21時
