君といるはずだった時間 2 (ページ8)

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57.大橋和也side ページ8

57.

《大橋side》

…どうしよ…。
なんて言ってあげたらいいんかな…
Aちゃんにもう嘘はつきたくないねんけど…

大橋「…えっ…と…」

A「…あっ、ごめんね。こんなこと聞かれても困るよね。笑」

大橋「…ううん。Aちゃんが最近、焼き鳥屋でちょっと元気なかったのってそれが気になってたから？」

A「えっ...私、顔に出てた？」

大橋「うん」

A「...そっか...。顔に出てるなんてダメだね、私(笑)」

…Aちゃん…ずっと無理して笑ってるやん…
これ以上Aちゃんのこんな顔なんて見たくない。
…Aちゃんが笑顔になれること何か言ってあげたいなぁ…

A「かずくん…私、実はね…先輩にそのSNSの投稿見せられたときに、"その人は大吾くんの彼女じゃないですよ。私が大吾くんの彼女ですから"って言ってやったの｣

大橋｢えっ、マジで？｣

A｢うん。…心の中で言っただけだけどね。笑｣

大橋「なんや、心の中でだけか～。でも本当に言ってやったらよかったのに。笑」

A「言えないよ(笑)声にしちゃったら大吾くんを困らせることになるから」

大橋「だいちゃんのことめっちゃ好きやねんな。笑」

A「...うん」

…ヤバッ…Aちゃん、めっちゃかわいい顔するやん…