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95. 私 side ページ46
95.
《Aside》
和也と電話を切ったあと、
久しぶりに顔を見て声を聞いたからか、覚悟を決めたはずなのに寂しさと和也と別れることへの不安が押し寄せてきて…
その気持ちを紛らわすためにシャワーだけ浴びて、1人でビールをあけて...
いつの間にかソファで寝てしまって...
次の日の朝、体の重さとダルさを感じながら目を覚まして...熱を測ったら久しぶりの高熱。
歩くのもしんどいし、薬もなくて...
とりあえずベッドに入って、仕事を休む連絡だけして携帯を置いて目を閉じた。
...しんどいよ...
どれくらい時間が経ったかわからないけど、枕元で携帯が鳴っていて...画面を見ないで出たら...電話の向こうで私の名前を呼ぶ声。
...和也がまた電話くれたんだ...。ん？でも"Aちゃん"呼び？...まぁ...いいか...
A｢...助けて...｣
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
