94.西畑大吾side ページ45
94.
《大吾side》
夜 時間ができたから正門と今日誕生日のはっすんを誘ってごはん行こうと思ったのに はっすんに予定あるって断られたから正門と2人だけでごはんに来た
食べて、飲んで、いい感じに酔いもまわってきて…
大吾｢はっすん 大切な予定って彼女かな？｣
正門｢誕生日やしそうなんちゃう。笑｣
大吾｢正門ははっすんの彼女に会ったことある？｣
正門｢…うん｣
大吾｢どんな子？｣
正門｢かわいい子やったで｣
大吾｢そうなんや。ツアー中のホテルでもニヤけながらメールしてたもんな。あぁぁぁかわいい彼女ええなぁ〜｣
正門｢そうやな。笑」
大吾｢…そういえばさ…正門はAちゃんと会ってないん？｣
正門｢…10日くらい前に偶然会ったけど」
大吾｢そうなん!?…俺のこと何か言ってた？｣
正門｢…あぁ、うん。ちょっとだけ大吾のこと聞いてきたな｣
大吾｢えっ、何を聞いてきたん？｣
正門｢…えぇ、でもなぁ…大吾に今さらこんなこと言うのもなぁ…｣
大吾｢めっちゃ気になるやん｣
正門｢あのな、"大吾くんとあの子 あれからうまくいってる？"って聞かれた｣
大吾｢…えっ…｣
正門「Aちゃんは大吾にあのとき選ばれずに捨てられたと思ってるみたいやったで」
…あのとき俺がちゃんと話さないでもう無理って諦めたからAちゃんは勘違いしてるんや…
正門｢でも大吾もそれ聞いたところで今さらやろ？｣
大吾｢... ...｣
正門｢...大吾？｣
大吾｢…Aちゃん、今、彼氏いるんかな？｣
正門｢えっ、待って。…Aちゃん 今 彼氏いるで｣
...それでももう1回、Aちゃんに会いたい。
…Aちゃん、あのマンションに今も住んでんのかな…
...携帯の番号とかもかわってないんかな...
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
