今日:17 hit、昨日:35 hit、合計:4,442 hit
小｜中｜大
89. 私 side ページ40
89.
《Aside》
…いつだったかな…
たしか和也と付き合い始めて1ヶ月くらい経った頃だったと思う。
愛し合ったあとのベッドの中で和也が夢の話を聞かせてくれたことがあって…
----------------
大橋「デビューすることになったら東京に住むことになる」
A｢…そうなんだ｣
大橋｢Aのことは一生一緒にいたいと思うくらい好きやからこの仕事じゃなかったら"結婚しよ"って言って連れていくと思う。…でもそれは無理やからさ...｣
A｢...うん」
大橋｢だから...デビューの日は明日かもしれへんし 1年後かもしれへんし 5年後かもしれへんし…いつになるかわからへんけど…そのときが来たら俺と笑顔で別れてほしい」
----------------
正門｢そうか…はっすん、そんなこと言ってたんや」
A｢...うん」
正門「…Aちゃんは別れたくないんやろ？」
…本当は別れたくないけど…でも…
本当の気持ちを言葉にできずに俯いたら、頭を優しく撫でられて…
正門｢…その話をしたときと今でははっすんの気持ちも変わってるんちゃうかな。今ごろはっすん"大変な約束してしまった。別れたくないのに〜"って慌ててるかもしれへんで？笑」
そんな和也の声まで簡単に想像できて私は笑ってしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「正門良規」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
