53.西畑大吾side ページ4
53.
《大吾side》
キッチンで立ったままし て、寝る前にベッドでもう1回し て...終わったあといつの間にか寝てしまって…
何時かわからんけどまだ暗い時間に目を覚ましたら隣でAちゃんはメンズのやけどお揃いで買って俺がプレゼントした部屋着を着て寝てるのに俺は上裸で寝ていて...
手の届くところに俺の部屋着もあるけどAちゃんとくっついてたらあったかいし上裸のままでぎゅっと抱きついた
付き合って1年以上経った今もAちゃんはずっとかわいいし、エッ チも最高やし...変わったことっていったら俺のAちゃんへの愛の大きさだけかも。...もちろん小さくなったんじゃなくて大きくなってるほうへの変化。
Aちゃんの存在が俺の癒しで、俺のチカラで...Aちゃんは大切にしていかないとあかん人やと強く思ってる
ぎゅっと抱きついたまま目を閉じて…
そやのに次に目を開けたときには隣にAちゃんがいなくて...
起きて寝室から出ていったら、
「大吾くんおはよう」ってキッチンに立ってるAちゃんがいて、
朝ごはんのいい匂いがして、
俺が顔を洗ってる間にテーブルの上に朝ごはんが出来上がっていて、
一緒に「いただきます」をして、
一緒に朝ごはん食べて、
一緒に「ごちそうさま」をして...
ここに泊まった日のいつも通りの朝に癒されて…
今日はめずらしく家を出る時間が同じだから一緒に家を出て、マンションの中でだけ手を繋いで歩いて、
エレベーターの中で
「いってきます」「いってらっしゃい」のキスをして...
１階に着いてエレベーターの扉が開く前に繋いでいた手を離して、
エレベーターを降りたらお互い他人のフリをして、
俺が先にマンションから出て...
いつもはこんなことしないけど今日はちょっと歩いてから振り返って...
俺から遠ざかっていくAちゃんの背中が見えなくなるまで目を離せなかった
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
