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63.正門良規side ページ14
63.
《正門side》
Aちゃんの部屋の前へ来てインターホンを押そうとしたら玄関のドアが開いて、大吾が出てきて…
俺らと目が合った大吾は自分の腕で涙を拭って…
大吾｢買い物行ってもらったのにごめん。帰るわ」
俺とはっすんは一瞬だけ顔を見合せたあと
大吾が両手に抱えている俺らのカバンとかをそれぞれ受け取って...大吾を真ん中に挟んで「帰ろか」って3人で並んで歩き出して…
エレベーターに乗って１階へ行ったら…
大橋｢あっ、あれっ、ヤバッ。部屋に携帯忘れてきた」
正門「…えぇ…はっすん、何をしてるん？」
大橋「ごめん。俺だけ方向違うし別のタクシーで帰るから2人は先に帰ってて｣
正門「…うん」
はっすんとは１階のエレベーターホールで別れて、大吾と2人でAちゃんのマンションを出た。
…ん？？…待って。…はっすん、コンビニに向かってるときに俺に携帯見せてくれてたよな…
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
