61.正門良規side ページ12
61.
《正門side》
Aちゃんのマンションを出て近くのコンビニに向かってはっすんと歩きだした
大橋｢正門とだいちゃん、いつから起きてたん？」
正門｢大吾は俺より早く起きてたからいつ起きたのかは知らんけど、俺ははっすんが "最近焼き鳥屋で"ってAちゃんに言ってるくらいに起きた」
大橋「そっか。じゃあ2人ともだいたい全部聞いてたんや」
正門「...うん。あっ、でも俺は最初のほうは聞いてないから教えてくれる？」
はっすんはSNSの投稿のことでAちゃんと話したことを聞かせてくれて、そのSNSの投稿も自分の携帯で俺に見せてくれて…
正門「…これは酷いな。これをAちゃんは見て1人で悩んでたんや…」
大橋「…うん。誰にも話せなくて1人で悩んで、それでもだいちゃんを信じようとして無理して笑ってるAちゃん見てたらかわいそうで...」
正門「うん。はっすんの気持ちもわかるで。俺もAちゃんのツラそうな顔は見たくないからなぁ。…でも、Aちゃんをめちゃくちゃかわいい笑顔にできるのも大吾だけなんやよな…」
大橋「…うん。...だいちゃん、嘘をAちゃんにバラしたこと怒ってるよな…？」
正門「大吾、あのときすぐに寝室から飛び出していったからな。でもこの機会に大吾が嘘をついたことを謝って、あの子との関係を全部話して、あの子とは今は終わってることを話したらAちゃんは大吾がついたあのときの嘘くらい許すんちゃうかな…」
大橋「そうやよな。だいちゃんがちゃんと本当のこと話して謝ったらAちゃんならだいちゃんのことぜったい許してくれるよな」
正門「…うん」
今、大吾がAちゃんとちゃんと話してたらやけど…
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
