60.西畑大吾side ページ11
60.
《大吾side》
...えっ、待って。あかん。やめて…
寝室から飛び出して「はっすん!!」って大きい声を出したら、ソファに座っていた2人は肩をビクッとして振り返って...
A「...大吾くん、ごめん。うるさかった？」
大吾「...うん。2人の話し声がうるさくて起こされた」
A「そっか。ごめんね」
正門も寝室から出てきて...
A「...あっ、よしくんも起こしちゃったんだね。ごめんね」
正門「ううん。ええねんで」
大吾「...目、覚めてしまったし飲み直したい」
正門「じゃあはっすんと俺で買ってくるわ」
大吾「…うん」
正門は俺の肩を1回叩いて、はっすんの手を引っ張って...
正門「はっすん、行こか」
大橋「...あっ、うん」
2人が出て行ったあと、玄関の鍵をかけて、リビングに戻って、Aちゃんの隣に座った。
けど...言葉がでない。
元カノのSNSの投稿のことは知ってた。
1年前のあのとき連絡先とか目の前で消させたし、ちゃんと納得してくれたと思ったのに、１ヶ月くらい前から急に付き合ってたときに俺がプレゼントした物の写真を使って今も俺と付き合ってるみたいな投稿をしだして…
でも俺が写ってる画像とかないし無視するのが1番やと思ってたんやけど…SNSなんてまったくしてないし、１日のうち携帯を5分見てたら長いくらいのAちゃんがその元カノのSNSのこと知ってたなんて…最悪すぎる。
それにさっきはっすんがAちゃんに言ったこと。
1年前のあれが嘘って知ったらもう俺が何を言ってももうAちゃんは俺のこと信じてくれないよな…
…最悪。終わった…
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年1月23日 16時
