183.正門side ページ33
183.
《正門side》
俺のほうに体を向けたAさんをぎゅっと抱きしめた
正門｢これはええやろ？｣
A｢…うん｣
返事をしながら俺の腕の中で俺の顔を見た彼女の顔が近くて…約束ではしたらあかんことになってるけどキスしようとしたら…彼女は俺の頬から顎に片手をあてて親指で俺の顔をなでて…
A｢じょりじょりする｣
正門｢えっ？｣
A｢正門くんの髭｣
正門｢髭か(笑)」
A「触り心地がクセになる」
正門｢ハハハッ(笑)変態やねんな(笑)｣
A｢…もうさわらない…｣
彼女の手を掴んで俺の顔にあてて その彼女の手の上に自分の手を重ねた
正門｢もっとさわって｣
A｢…言い方がヤラシイ…｣
正門｢えっ…そういう意味と違うから｣
A｢フフフッ(笑)｣
目の前で俺にさわりながら笑うAさんがめちゃめちゃかわいくてキスしたくなるけど...あかんよなぁ...
A｢寝よっか｣
正門｢…そやな｣
頬の上で重ねていた手を離したら俺のほうがAさんに包み込まれるように抱きしめられて…
正門｢...どうしたん？｣
A｢なんだか寂しそうな顔してるから｣
…チューしたいなって思てただけやねんけど…
正門｢寂しくないで。でも...今日はこのまま寝ていい？｣
A｢うん。...おやすみ｣
正門｢おやすみ｣
…嬉しいけど…あかん…ヤバい…絶対寝れへん…
だって…俺の顔 今 Aさんの胸の柔らかさをおもいっきり感じてる…
そう思ってたけどいつの間にか俺は寝てたみたいで...
朝 目を覚ましたときにはAさんは隣りにいなくて…
寝室から出ていくと…
キッチンに立ってるAさんは俺と目が合ってすぐに目を逸らして…
A｢…おはよう｣
正門｢おはよう｣
…あれっ...Aさん顔赤いな...
近づいてAさんのおでこに手を当てた
正門｢顔めっちゃ赤いけど熱はないみたいやな｣
A｢...コーヒーいれるから先に顔洗ってきて｣
正門｢...うん｣
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年9月28日 23時
