生き別れのバレー道【ハイキュー】【合作】 (ページ9)

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4話後編私は、嫌い。(人2）ページ9

ｶﾞﾁｬ
『ただいま〜…え？』
｢久しゅうな。｣
そう言った彼は北信介。うちの従兄で幼なじみ、
『信くん…？何でここにおるん？』
｢椿の事で花彼が心配でな。どうせ悔やんでるんやろ。あの事。｣
『うん。と言うか2人ともは？』
｢あいつらは補習掛かって明日来る。｣
『そうなんだ。』
｢せや、勉強は？｣

あ…勉強しなきゃ。信くんに分からんところ聞こうかな。ぶち分かりやすいんよ。信くんの教え方。将来先生目指せるんとちゃう？

『信くん、歴史と地理教えてください。』
｢ええよ。｣

〜数時間後〜

『信くん、ありがとう』
｢ええよ。｣
『うち、休憩してくる。』
｢分かった｣

うちはマンションの裏のコンクリートの空き地に行った。

ここなら、雨降ってるし誰にもバレない…

『カッター…あった。ｶﾁｶﾁｶﾁ
椿ごめんね…？うちが守れんくて。全部、全部、うちのせいや。うちが、うちが気づいてられとったら。ごめんね。こんな酷い姉ちゃんで！だから…うちはうちが嫌い！！こんな醜い姉ちゃんでごめんね…うちのやっとった事は椿を傷付け取った…うちがもっと…うちがっっっ！！
何で…こんなうちが、生きとるん？うちは何で助かったん…？父さんを置き去りにして…何でうちは生きとるん？ごめんね…
うちが隣におったら椿は辛く無かった？
うちが、怪我せんかったから椿は無理にその笑顔を造らんで良かった？
うちが…壊したんや…1人の大切な弟の人生を…
うちが…うちが…うちが…うちが…
何でうちが…何でここにおるん…うちがこんなことにならんかったら…うちは東京の学校で椿とまだ…バレーが出来とったのに…
あの子は…バレーが大好きだったのに…
うちのトスが好きだって。またトスくれって。
“花彼は…バレーに愛されとる。”
また言ってよ…あの笑顔でもう1回くれって俺が絶対に打ってやるって言ってよ…
嫌い…うちはうちが嫌い。
なんの為に…もう。無理だよ…』

ﾊﾟｼｯ

うちがもう1回刺そうとしたとき、誰かが手首を掴んだ。

　『＿＿＿＿＿何してんねん』