18話 海日和…? ページ37
友達の家からすぐ近くの海に来たよ!
『ん〜!涼しい〜!』
ザワザワ
『え、なんかあっち騒がしくない?』
「行ってみる…?」
『そうじゃねぇ…行くか。』
「え〜何か殺人事件みたいじゃん。及川さん萎えちゃった〜…」
『あ、あはは…』
「あ、花彼。あそこに女の人居るで。何か知っとるんとちゃうか?」
『行ってみるかぁ〜…あ、あの〜大丈夫ですか?』
「あ、はい!大丈夫ですよ〜…って!さっきの人にそっくり!」
『さっきの人…?』
「はい!私を助けてくれた人です!優しくて強い男性でした…」
『…そうですか!もしかしたら、私の知り合い否、親戚かも知れませんね!』
「…あ、でも、、その人は方言でした。広島弁です!」
『あ〜…実は、私も広島弁喋るのですが…今は東京に住んでいるので出来るだけ標準語で喋ろうと努力しているんです!』
「わぁ…凄い!」
『ほら、広島弁って怖いらしいですし…あはは…』
「さっきの絡んで来た男性達は怖かったのですが、助けてくれた男性はカッコよかったです!名前は、名乗らないって言って去って行きました…」
『そう、ですか…椿らしいなぁ…』
「……?どうかしましたか?」
『あ、いえ!大丈夫です!では、コレで失礼します。』
「あ、名前…」
『名乗る程の者じゃないので…また、どこかで会えたら!では!』
__________
「あ〜!おい!花彼どこ行っとったんや!」
『え?あ〜…女の人の話し聞いてたの!』
「そうか。じゃぁ、もう夜遅いし帰るか。」
『うん…そうしよか。あ、信くん…』
「ん?何や?」
『あのさ、うち、信くんの事信じるけんね!あの時は、いや…何時もありがとう。いっつも電話してくれるおかげでうち、安心するんよ。』
「……そうか。それは良かった。」
信くんが微笑んでそう言った。
「「き、北さんが…笑った?!」」
「え、そんなに珍しい事なの?」
「おん!北さんが笑うのはほとんど無い!」
「大体が花彼か椿の前でやな。」
「へぇ〜」
『さ、帰ろ!』
「はーい」
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イチゴ苺(プロフ) - 水雷様さん» そっか…分からんのんか… (2021年6月30日 17時) (レス) id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
水雷様(プロフ) - 標準語について俺に聞くなや。 (2021年6月28日 21時) (レス) id: d668b57d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルミア /水雷様 x他3人 | 作成日時:2021年6月26日 10時