2話 広島弁勃発 ページ4
入学から数週間後〜
(ん?月日が経つのが速いって?気にしないで)
私は男バレのマネとして日々努力していた。
でもな…うん。バレー部の女子ファン多くない?
音駒だよ??
めっちゃ視線が痛い…
うわ…目合った。こっわ…女子ってこんなんなの?
(貴女も女子です)
都会って凄いな…そう思い少し休んでいると…
「あのぅマネジャーさぁん、こっちに来て、お話しませんかぁ?」
え?何この子、ぶりっ子ってやつ?
『あ、はっはい…』
絡まれたよ!返事しちゃったよ!誰か助けて!!
「あのさ、担当直入に言うけど、あんた邪魔なんだよね。何でバレー部のマネやってるの?どうせ、部員目当てでしょ。そういうの本当邪魔なんだけど。早く辞めれば?」
ん?この子さっきから何言ってるの?バレー部辞めろ?部員目当て?そんなわけ無いでしょ…てか典型的なんだよね。
「本当、こういう女子嫌いなのよね。」
カチンは?何言ってんの?頭にきた私はもうこの怒りが抑えられなくなった。
『は?何言ってんの?部員目当て?そんなわけないじゃろうが!うちはバレーが好きなんよ。そんなバレーを一生懸命する選手達を支えたいけんうちはやっとるんよ!うちは昔からバレーやっとったけどある日の事故で出来んようになった!そんときゃぁぶち悔しくて、苦しくてもう、あの舞台には出れんくなった!父さんも死んだ!兄弟だって生き別れた!そんなうちがバレー部員目当てなんてあるわけないじゃろ!
あんたは知らんかもしれんけど、うちは本気でやっとるんよ!そんなうちの…うちの好きなバレーをアンタが侮辱すんな!うちは信じとる。このバレー部は全国に手がたうんじゃーって!絶対に。』
「うっ…あっ、ごめんなさい。今まで此処に入ったのは部員目当ての人ばかりだったから、貴女もだと思ったの…本当にごめんなさい!」
『…ええよ。うちも誤解させたんよね?それはごめんね。』
「ありがとう!」
そういうとあの子は走って去って行った。
正直いうと、ぶち…いや、ばり可愛い子だった。
私はタオル洗濯しないといけないから、走って洗濯物を干しに行った。
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イチゴ苺(プロフ) - 水雷様さん» そっか…分からんのんか… (2021年6月30日 17時) (レス) id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
水雷様(プロフ) - 標準語について俺に聞くなや。 (2021年6月28日 21時) (レス) id: d668b57d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルミア /水雷様 x他3人 | 作成日時:2021年6月26日 10時