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状況整理 ページ7

Noside

日本を家の中に入れ、スペイン広場でのことを話し出す南イタリア。

日本はいつもの冷静さに加えて少し怪訝そうな顔をしながら話を聞く。

なんとも言えない空気が二人を取り巻いていた。

南伊「…………ってことがあった…」

日「そうなんですね……………」

暫くの間続いた沈黙はなくてはならないもののようらしく、二人とも状況整理を始めた。

〜・〜・〜・〜
ロマーノside

話したあとの沈黙を使って状況整理をしてみることにする。

確か俺はあの時、スペインの斧でスペインごと貫いて………

思い出しただけで嫌悪感が込み上げてくる。

それでも負けじと押し込めて整理を進めることにした。

次に目を覚ましたときにはなぜか自分のベットにいた。スペインの家の方ではなく、イタリアの方のだ。訳が分からず落ち着こうとしたときに日本がやって来た。

……そして、今に至る、か…

色々と不可解な点があるがこれだけは日本に言っておきたい言葉がある。

南伊「…おい、日本…」

日「…!なんですか…?」

向こうも考え事をしていたのか、反応が少し鈍かった。

南伊「…ごめんな」

日「……?何故ロマーノくんが?」

訳が分からないとでも言うかのように子首をかしげる。

南伊「何でって…お前に迷惑掛けちまったし………それに…」

日「?それに?」

南伊「……やっぱり何でもねぇ」

日本がいるなら……と思って死んだ、なんて言えるわけがない。

つい言葉を詰まらせてしまった。

この言葉は、いつか本当にそう言えるまでとっておこうと思った。

〜・〜・〜・〜
Aside

先程急に家を飛び出していった日本さんに疑問を抱きつつ、お茶を手に椅子に座る。

暫く呆けていると、電話が激しく音をたてて鳴った。

誰だろうと受話器を取ると相手はイギリスさんだった。

英「hello?」

『こんにちは、イギリスさん。』

英「Aか。久しぶりだな。……あー、日本いるか?」

『ご無沙汰しております。日本さんはただいま家を出られましたよ。』

英「そうか、分かった。」

『えぇ。……よろしければ伝えておきましょうか?』

英「いや、いい。気持ちだけ受けとる。」

『そうですか。分かりました。それでは。』

そっと受話器をおろし、一息つく。

再び椅子に座ると、変な疲れからかそのまま机に伏せて寝入ってしまう。

横においていた湯飲みのお茶に茶柱が数本たっていた。

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美布田千絵(プロフ) - TARAKOさん» お久しぶりです!ちょっとした合間を縫った更新ですが…そう言っていただけて、嬉しいです!ありがとうございます、頑張ります!! (2020年6月29日 17時) (レス) id: 56eaaeca6c (このIDを非表示/違反報告)
TARAKO - うっひょっ!久しぶりの更新嬉しいです!これからも更新頑張ってください!! (2020年6月28日 9時) (レス) id: db32771aed (このIDを非表示/違反報告)
美布田千絵(プロフ) - TARAKOさん» 大丈夫です!!わぁぁぁあ……そう言っていただき、ありがとうございます…!!!はい、頑張らせていただきますね!! (2020年4月18日 13時) (レス) id: 56eaaeca6c (このIDを非表示/違反報告)
TARAKO - こんな遅い時間にすみません、、、素敵な作品ですね!更新頑張ってください!!応援しています!! (2020年4月18日 0時) (レス) id: 75c31c63dd (このIDを非表示/違反報告)
美布田千絵(プロフ) - ええええええ?!ありがとう!?そしてありがとう!? (2020年3月5日 23時) (レス) id: 91d976edfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美布田千絵 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月26日 11時

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