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信頼 ページ46

No side

そよ風が吹き、太陽が真上にある昼頃、陽気に歌を歌いながら料理をしている男がいた。

西「ボーノトマト、ボーノトマト、ボーノボーノウートマト、赤あげて!緑さげて!?トマトマトマト、ふんっ♪………今日も美味しいパエージャが出来たわ〜♪」

早速できた料理を皿に盛り付け、机に並べる。

西「……よしっ!ロマーノ!お昼出来たでー!!」

二階に向かって大声で同居人の名前を呼ぶ。

南伊「一々大声で呼ぶなこの野郎!!!」

半ギレ状態で頬を掻きながら下りてくる青年。

西「えー?この間だって部屋までいって呼んだら入るなって言ったし更に前は寝とって後からキレてきたやん!;」

南伊「うっ……;そ、それはお前が悪い!!」

西「理不尽や!?」

端から見ると呆れる様な会話を坦々と交わし、二人揃って席につく。

西・南伊「「いただきます。」」

カチャカチヤと言う音だけがその場に響き、これと言った会話も交わされることはなかった。

そして、何よりも先にご馳走さま!と言う言葉が発せられる。

食べ終わった食器は乱暴に流しに置かれる。

西「ロマーノ、食べ終わったらちゃんと食器は流しに置いといてな?あとで洗っとくわ!」

南伊「分かってるよ。」

不機嫌そうにフォークでトマトを突き刺し、口へと運ぶ。

西「ん、じゃあ、また後でな!」

そう言って別にあった一人分の食事をトレーに乗せ、階段を掛け上がっていった。

〜・〜・〜・〜
少女はつまらなさそうに窓を眺める。

声は聞こえても見えない小鳥の姿を必死に目で探す。

この窓は光はよく通すが、景色は見えないようになっていた。外からもその作りになっている。

そして、部屋にノックの音が響いた。

『どうぞ。』

急いで意識を扉に向け、呼び入れる。

ガチャ
西「お昼持ってきたで?」

先程トレーに乗せられていた食事を持って中に入る。

『いつもありがとう。親分のご飯は美味しいよね!』

顔は作り笑いにも見えるが、声は本心のようだ。

西「照れるわ〜♪今日もAちゃんの為に頑張って作ったんよ?」

『うん、ありがとう!』

差し出されたお皿とスプーン類を受け取り、口に運ぶ。

『ん……今日も美味しいよ!』

余程美味しかったのか次々に口へと運んでいく。

その少女の姿を男は笑顔で見つめていた

『?……ゴクン…親分、私の顔に何かついてる?』

西「ん?いや、何もついとらんよ〜。ただ、Aちゃん可愛ええなぁって…♪」

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Arty(もとYngve)(プロフ) - 美布田千絵さん» 尊敬すべき俺のお母さんですね★ 塩は許すけど醤油はアウトな! (2019年5月5日 0時) (レス) id: 7260ef769b (このIDを非表示/違反報告)
ほのか@風花 - 美布田千絵さん» コメ失礼しゃーす!え?トマトに醤油?うちトマトには塩かけて食べるよ?? (2019年5月4日 15時) (レス) id: a60bbace95 (このIDを非表示/違反報告)
Arty(もとYngve)(プロフ) - 美布田千絵さん» わかったわ!物足りないならアレンジしちゃえばいいんだよ!親分,別に構わないよね!トマトが風味残して美味しく食べられるのであれば!…俺は素材派だけどね! (2019年5月3日 21時) (レス) id: 7260ef769b (このIDを非表示/違反報告)
Arty(もとYngve)(プロフ) - 美布田千絵さん» なにいってやがるんですか!トマトがもったいない!ならぜんぶパエージャやピッツェリアとかにしたら普通に食べてくれるよな!?醤油は没収しないから! (2019年5月3日 21時) (レス) id: 7260ef769b (このIDを非表示/違反報告)
Arty(もとYngve)(プロフ) - 美布田千絵さん» そうだよ!トマト食べてんのに風味が台無しだし,その…塩分的な問題あるからおじいさまどうか醤油をよこせください……! (2019年5月3日 21時) (レス) id: 7260ef769b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美布田千絵 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mariarosem1/  
作成日時:2019年3月4日 1時

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