安心してください！貴女だけにしか発動させませんから！！←

会議 ページ33

ヴェネチアーノside

ヴェ〜！また俺だよ！

早速会議が始まった。

またアメリカが変な議題を持ちかけてる。

ヴェ…ドイツの顔が今日も怖いよぉ(泣)

あ、忘れてた……俺の役割りを果たさなきゃ！

然り気無くスペイン兄ちゃんの方を見るとまた適当な人に話を吹っ掛けて話題への意見を促していた。

監視しなきゃ……！監視しなきゃ……！

ジーッと見ていると流石に気付かれた。

すると、いつものように目があった瞬間、ﾆｺｯとして手をヒラヒラさせた。

俺も反射的に笑顔を返す。

…あ、花が飛び始めた……←

イタちゃんが俺のことを熱い視線で……！と頬を赤らめて隣のギリシャにちょっかi……話しかけている。←

この態度を見るとロマーノ兄ちゃんの話が本当か疑ってしまう。

そして、他にもスペイン兄ちゃんに視線を送る人を見つけた。

！ハンガリーさん…？

……あ、日本話しちゃったの！？

……いや、違うな。

それに、会議が始まるとき少し顔色を悪くしてギリギリに会議場に入ってきたっけ。

ハンガリーさんらしくないな……

試しにハンガリーさんに目を向ける。

すると、ギョッとしてしまった。

確かにハンガリーさんは犯人に目星をつけてしまったかもしれない。

でも、その目はハンガリーさんらしい睨みを効かせたものではなく、何とおぞましいものを見るかのような目だったのだ。

………ここで、もしもと考えていたことが起こっていたのならばどうすればよいのだろうか。

もし、ハンガリーさんが完全にスペインに目星をつけてしまっていたら？

もし、ハンガリーさんがスペイン兄ちゃんに話を聞いてしまっていたら？

もし…………

スペイン兄ちゃんがこちらの動きを悟ってしまっていたら、？

次々と不安が浮かんでくる。

やめてくれ、出来ればこうであって欲しくない。

必死に邪念を払おうとする。

「……リア…」

「イタリア！！」

ヴ「ヴェ！？……あ、ごめん聞いてなかったよ〜；」

独「会議中にボーッとするな！！……今日は一番に来ていたものだから心を入れ換えたかと思っていたのだがな……」

ヴ「ご、ごめんよ〜考え事してたから……」

西「イタちゃんらしくないなぁ〜？……でも、早く来るなんて偉いやん！！親分は今日も遅刻やで★」←

独「スペイン！！お前はもっと早く来るようにしろ！！」

あはは……と笑いながら二人の会話を聞く。

……スペイン兄ちゃんが静かになった。

それでも絶えずに皆はわいわいやっていてそれには誰も気付かない

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