安心してください！貴女だけにしか発動させませんから！！←

祖国 ページ13

そして、隠していたものをﾊﾞｯと目の前に出して…………

…ん？あれ、何か待望の眼差しを感じる……

そう思い、ゆっくりと顔をあげるとそこにはキラッキラお目々でこちらを見つめる本田さんがいた。←

『……え？あ、あの………殺したり、とかしないんですか…？』

菊「はい？殺す？…！？な、何故私がそんなことを！？するわけがないですよ！！むしろ、貴女には生きて私の妻になってもらわねば！！！」

だそうです。←

よくよくみると、先程見せ付けられたものは婚約届けだった

『え、いやいやいやいや！！！な、何で！？会って数分ですよ！？私達！！』

菊「まぁ、確かに貴女からすればそうですが、私からすればいったい何百年見守ってきたことか……」←

いや、私そんなに生きてないよ

『えーと、つまりそれは………ストーカー、ってことで警察に引き渡しても？』

菊「！？とんでもない！！私は貴女から家の合鍵まで受け取ったのですよ！？」

『いえ渡した覚えが微塵もないですすみません。』

え、待ってこの人ない証拠を偽造してるんですけど←

菊「私はこの人ではありません！！先程からもずっと本田さん
と……！“菊”か、“菊さん”とお呼びなさい！！」←

『その前に心なんで読めてるんですか！？』

うん、つくづく怖い。これがストーカーと言うものなのか。

『あ、あの………じゃあ、先程聞きそびれましたが国名はいったい……』

日「日本です！！貴女の祖国ですよ！！！！」

『マジですか。』←

え、じゃあ私生まれたそばからずっと見守られて来たってことじゃないですかー怖ー←

日「そうなんですよ！！ですから勿論貴女のお風呂に入ってるところとか貴女の下着着脱シーンとか友達とやっていたコスプレとか。爺はうはうはでしたよ！////いや、でもやっぱり貴女にはメイド服が一番似合いそうですね……」←

『最後のは友人からも言われたんですけど、お知り合いですか？』

うん、やっぱり通報ものですね。

日「えぇっ！？い、いやいや、仮にも貴女の祖国ですよ？！わ、私が自分の国民に捕まるわけn」

警「ｼﾞｼﾞｯこちら◯★県警。えー、怪しい男を逮捕した。」

警≪ｼﾞｼﾞｯ了解≫

日「え、いや、な訳n」

警「来いっ！この不審者め！……お嬢さん、お怪我はありませんでしたか？」

『あ、はい。』

警「ではっ！」ﾋﾞｼｯ!

『で、では…？』ﾋﾞｼｯ!

ウゥゥゥー…



その後日本さんは誤解が解けて釈放されたそうな。←

共闘→←誰？

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