60話 ページ10
『私、最初はミノオッパの事1番苦手でした』
LK「言うじゃん」
『私は何もする気なかったのにずっと敵対心むき出しだった所とか、吸血衝動が起こった日に殺そうとして来た所とか』
LK「...悪口大会なの？」
『でも今は1番隣にいて安心します』
『あれですよ、昨日の敵は今日の友的な』
LK「...まあ俺もAの事めちゃくちゃ嫌いだったからね」
LK「こんな所にいるのに吸血鬼嫌いとか可笑しいでしょ？でもヒョンにこの組織に誘われて、もしかしたら人を襲わない吸血鬼もいるんじゃないか、て思ってたらお前と出会った」
LK「ありがとう、俺の希望を叶えてくれて」
救われたような、解放されたような笑顔でお礼を伝えてくるミノオッパに何故だかむず痒くなった。
あまりこんなに真っ正面から感謝を伝えられたことがないから顔が熱くなるのを感じる。さっきまでは夜風が涼しいくらいだったのに今は暑すぎるくらい。
『め、珍しいですね。ミノオッパがそんな事を言ってくるなんて』
LK「俺もお礼くらいは言えるけど？」
『それは、そうですけど』
ごもっともな回答をされてしまい、手も足も出なくて俯いてしまう。何とか返す言葉はないかと、脳内で考えてた時
LK「ふ、耳真っ赤」
『ぇ、』
するり、と落ちて来た髪の毛を耳にかけたついでに耳も触られてしまい驚きで固まってしまう。
固まった私を見て更に笑うミノオッパ。心臓がバクバクと早すぎるほど動いていて沸騰するのではないかってくらい体が熱い。
『も、もう寝ます！』
『ホットミルクありがとうございました！』
LK「俺的には2人きりでもっと話してたいんだけど？」
『っ、明日早いミノオッパはもう寝て下さい！！』
LK「ふふ、本当揶揄い甲斐があるよね」
『...明日朝ご飯抜きですよ？』
LK「いいよ、自分で作れるし」
『う、そうだった』
LK「A」
『な、なんですか？』
LK「...何でもない。早く寝なよー」
『わかってますよ！』
それぞれの部屋の前でお別れをして、私はすぐにベッドにダイブをした。顔の赤みは先ほどに比べれば薄くなったと思うけど、心臓の方が未だに落ち着かない。
これじゃ、寝れないじゃん
ミノオッパのパボ
ー
LK「(危ない、さっき無意識に言おうとしてた)」
LK「(好きって伝えるのはまだ、早いよな)」
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いっぴぃ。(プロフ) - あんずさん» こちらこそ度々更新が止まっていたのにも関わらず最後まで応援して頂きありがとうございます！今のところafter storyは書けたら書こうかなと思っているので期待して待って頂ければな、と☺️ (2月23日 19時) (
レス) @page27 id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品なので終わってしまうのが少し悲しいですがスランプになりながらもこんなに素敵な作品を完結して下さってありがとうございます！！after storyも見てみたいです✨️本当に完結おめでとうございます！ (2月23日 18時) (レス) @page40 id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (12月24日 15時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな - とても面白い作品です！！これからも頑張って下さい!! (12月22日 21時) (レス) @page27 id: e984d5283c (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - ﾄｹｲﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ (11月14日 22時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっぴぃ。 | 作成日時：2023年11月3日 22時
