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82話 ページ32

ぐるぐると空腹感が脳内を占める。ここには時計がないから時間感覚がよく分からないけど、2日ほどは経った気がする。

昨日はお昼にリノとバンチャンがきて夜には誰も来なかった。嫌でもこの体制に慣れたのか少しだけ眠る事ができて、多分今は捕まって3日目の朝だろう。


CB「ヤー、元気かぁ?」

『…元気に見えます?』

CB「そこは嘘でも元気って言ってくれよ〜」
CB「…まあ難しいか」


扉から元気よく現れたチャンビン。いつもだったらこの人は正義に溢れてて間違ってる事はしっかり間違ってると言う人だった。
もしかしたら皆んなの雰囲気に呑まれて何も言えずにいるだけで、本当は正常な考えを持ってるんじゃないかと希望を抱く。


『…こんなの、可笑しいと思わない、?』
『本当は貴方だって…!』

CB「何か勘違いしてるようだから言うけど」
CB「俺はあいつらと同意見の人間だよ」


面倒くさそうに頭を掻き毟りながら目の前にしゃがみ込んだチャンビン。垂れた前髪から覗く鋭い三白眼に恐怖を感じて意味もなく身構えてしまう。


『っ、嘘よ。だって貴方は雷が鳴って震えてる私を助けてくれたじゃない』

CB「…本当は襲いたくて仕方なかったけど?」
CB「俺の下で喉が潰れるまで啼かせたかったよ」

『っ、!』
『さいってい!』


先程まで胸に抱いていた淡い期待が一瞬にして崩れた。
チャンビンがこんな人だったなんて…気持ち悪い…


CB「もしかして俺なら逃がしてくれるとか思ってたか?」

『それは、』

CB「俺は自分の欲を表には出さないだけで本当は誰よりも最低な事を思ってたけどな」
CB「簡単に俺の事信用して…そんなんだから外に出したくないんだよ」

『っ、触んないでよ!』

CB「ふは、その表情も俺が興奮するだけだぞ?」

『きもちわるい、』

CB「残念だったな」
CB「まあ逃げ出せるように精々頑張れよ」


そう言って私の頭を乱雑に撫でて出ていくチャンビン。今すぐ頭を消毒したいほどの嫌悪感で身体が震える。

密かに一番信用してて人がこんな人だったなんて、
きもちわるい

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いっぴぃ。(プロフ) - あんずさん» こちらこそ度々更新が止まっていたのにも関わらず最後まで応援して頂きありがとうございます!今のところafter storyは書けたら書こうかなと思っているので期待して待って頂ければな、と☺️ (2月23日 19時) (レス) @page27 id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます!大好きな作品なので終わってしまうのが少し悲しいですがスランプになりながらもこんなに素敵な作品を完結して下さってありがとうございます!!after storyも見てみたいです✨️本当に完結おめでとうございます! (2月23日 18時) (レス) @page40 id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますね! (12月24日 15時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな - とても面白い作品です!!これからも頑張って下さい!! (12月22日 21時) (レス) @page27 id: e984d5283c (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - トケイチャンさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです! (11月14日 22時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いっぴぃ。 | 作成日時:2023年11月3日 22時

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