70話 ページ20
崩れてる反動でよく揺れる廊下で事が終わるのを待つ。チャニオッパ達だとしてもお父さんを止めるのは難しいと分かってる、けど私は震える手を結んで祈った。
BC「A」
不意に扉が開いて優しく微笑むチャニオッパと後ろには他の皆さんが誰一人欠けずに立っている。その奥にはお父さんとお母さんが倒れており、この戦いに決着がついたのだと理解出来た。
『みなさん、』
FL「やっと終わったよ」
『ありがとう、ございます、っ』
次第に目の前が霞んでいき、安心したのか体に力が入らず重力に任せて崩れていく。すかさずチャニオッパが支えてくれたけど、涙だけは止まらずに言葉もうまく出ない。
そんな事をしていれば下の階からはドンッと爆発音に近い音が聞こえてきて建物が崩れていく感覚がした。
BC「ごめん、ちょっと触るね」
『っ、え』
HJ「ヤー！ヒョンずるーい！！こっちはむさ苦しい男なのに！！」
CB「そーだそーだ！！美味しいところだけ持っていきやがって！！」
BC「ミヤネ〜！！でもそんなに言う？？」
チャニオッパにさらりと横抱きをされて、落ちてしまう恐怖から首元に抱きつく。2階なのにそのまま窓から脱出しようとするので落ちないように更に強く抱きしめた。
後ろにはお父さんを担いでるヒョンジニオッパと緊張しながらも大切にお母さんを持つチャンビニオッパがいて、他の皆さんもそれに続いていた。
BC「Aさ〜ん？もう出れたから離しても大丈夫だよ？」
BC「それともずっとこのままが良い？」
LK「ヒョン、セクハラはやめて下さい」
BC「え、これもセクハラなの」
SM「はぁ」
弄られているチャニオッパにお礼を伝えて私は一目散にお母さんの方へと急いだ。
CB「本当に寝てるだけだからそんなに心配しなくてもすぐ目を覚ますよ」
『…やっと助けられたんですね』
CB「…そうだな」
謎の間に首を傾げながらも部下さん達に預けられたお母さんを目で追う。お父さんは厳重に縛られて車で運ばれるところだ。
IN「Aも早く治療するよ！」
『わ、』
安心したのも束の間、今度は腕を引っ張られて車の中へと押し込まれる。ムッ、と口を結んでいるジョンイニオッパに冷やしてもらいなんとか落ち着く。
こうして怪我を負いながらも誰も欠けずにお父さんを、ボスを捕まえる事が出来た。
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いっぴぃ。(プロフ) - あんずさん» こちらこそ度々更新が止まっていたのにも関わらず最後まで応援して頂きありがとうございます！今のところafter storyは書けたら書こうかなと思っているので期待して待って頂ければな、と☺️ (2月23日 19時) (
レス) @page27 id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品なので終わってしまうのが少し悲しいですがスランプになりながらもこんなに素敵な作品を完結して下さってありがとうございます！！after storyも見てみたいです✨️本当に完結おめでとうございます！ (2月23日 18時) (レス) @page40 id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (12月24日 15時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな - とても面白い作品です！！これからも頑張って下さい!! (12月22日 21時) (レス) @page27 id: e984d5283c (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - ﾄｹｲﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ (11月14日 22時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっぴぃ。 | 作成日時：2023年11月3日 22時
