69話 SM side ページ19
BC「お互いに得はある取引です」
BC「聞く価値はあると思いますが…」
「...良いか？今は俺が優位に立っているんだ」
「自分を優位に立たせようとしてるなんて分かるんだからな」
BC「貴方達を自由にさせると言ったら？」
睨みを効かせるドンソクに対して怯まずに問いかけをするチャニヒョン。その内容は僕達でも驚きの事で、あのリノヒョンですら動揺で目を見張っている。
ドンソクは少しだけ興味を持ったのか武器を落ち着かせて、眉を顰めている。僕達も初めて聞くから前のめりになって聞く体制をとった。
BC「簡単な話です」
BC「一度ここで2人を捕まえて、僕らの監視下の元保護させて貰います」
「…何処に俺に得があるんだ」
BC「まあまあ、ここからですよ」
BC「吸血鬼側の組織が完全に壊された時、貴方達は好きに逃げて下さい。僕達は追ったり探したりは一切しません」
BC「但しそこからはもう2度とAに関わったり、表舞台に出る事はしないで下さい」
「お前に得なんて一切ないが」
「嘘じゃないのか？」
BC「2人が逃げ出した時点で僕達は得するんです。Aはこの家族の形に負い目を感じてる。今は家族の形を直そうとこの組織に身を置いてる状態です」
EC「もし2人が逃げ出したらAは再び負い目を感じてこの組織に永遠に身を置くことになる。それってつまり、捕まえられたって事なんですよ」
チャニヒョンが言っていることは途中からなんとなく理解出来た。けど、そうしたら
IN「それ僕も賛成！」
IN「Aを閉じ込められるならなんだって良いし」
「確かにお互いに得はある。だが勘違いはするなよ。俺は今ここでお前らを殺して逃げる事だって出来るんだからな」
LK「殺したとしても俺らの組織がお前を死ぬまで追いかけ続けるけど？」
「…随分口が上手いんだな」
取引をした方がドンソクにとっても僕達にとってもどちらも得でしかない。損を強いていうならば、僕達はいつ暴れるか分からない爆弾を保護する事になるって事ぐらい。
「俺の中では心中は最終手段なんだ。ジヒョンと共に生きていられれば良い」
「その提案、のってやるよ」
BC「成立ですね」
取引は成功した筈なのに2人は握手など親交を深めずに目線だけで会話をする。
きっとAはドンソクを止められたって知ったら喜ぶんだろうね。それが嘘だとも知らずに。
本当に馬鹿で可愛い子
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いっぴぃ。(プロフ) - あんずさん» こちらこそ度々更新が止まっていたのにも関わらず最後まで応援して頂きありがとうございます！今のところafter storyは書けたら書こうかなと思っているので期待して待って頂ければな、と☺️ (2月23日 19時) (
レス) @page27 id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品なので終わってしまうのが少し悲しいですがスランプになりながらもこんなに素敵な作品を完結して下さってありがとうございます！！after storyも見てみたいです✨️本当に完結おめでとうございます！ (2月23日 18時) (レス) @page40 id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (12月24日 15時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな - とても面白い作品です！！これからも頑張って下さい!! (12月22日 21時) (レス) @page27 id: e984d5283c (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - ﾄｹｲﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ (11月14日 22時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっぴぃ。 | 作成日時：2023年11月3日 22時
