65話 BC side ページ15
BC side
血溜まりを踏み、奥へと目指していく皆んな。吸血鬼を殺す事に躊躇がなくAを探す事だけに必死になっていた。それは勿論俺も例外じゃなくて、珍しく冷静ではいられなかった。
IN「ヒョン、あれ」
イエニが睨む方向を見てみれば先日捕まえた筈なのに脱走した上にAを攫った幹部がいて、無意識に拳に力が籠った。
「あー、人間じゃン！！」
「丁度いいや、腹減ってたし...」
LK「邪魔」
淡々と発した言葉と同時に放たれた弾丸が幹部の胸を貫いた。普通の人間だったらこれで死んでいるが、幹部級の吸血鬼は血を操れる。それは自分で血を固めて傷口を塞ぐ事も出来るって事。
BC「お前の相手してる場合じゃないんだよ」
「ぐ、ぁっ」
確実に心臓を貫くようにもう2度と治せないようにナイフを胸に刺して、踵で踏んづける。
目の前で倒れてる幹部は苦しそうに体をぴくぴくと動かしている。この環境に慣れてしまったのか、それとも大事なあの子を奪われてイラついているせいか何も感情が思いつかない。
吸血鬼が自分で回復をしてしまうなら、回復するような傷にしなければ良い。それだけだ。
CB「ヒョーン、こっちは大体片付きましたよ〜」
HN「うへ〜最悪、血めっちゃついたんだけど！」
後ろから攻めて来ていた吸血鬼と戦っていた2人が戻ってきたが、見た目は血だらけでどっちが悪か分からない。
2人なら血をつけないで殺す事ぐらい出来るのに今回はそれを気にする余裕も無かったから血だらけになってしまったんだと思う。
そんなに血をつけてたらAが怖がっちゃうかもしれないのに...
まだ俺らが本業をしている姿は見せてないから、ちょっと心配だなあ
SM「Aがいるの多分この辺だと思うんだけど」
HJ「流石犬の嗅覚だね」
SM「ふざけないで」
地下を歩いて探していると、こんな空気の中ヒョンジナがスンミナを茶化す。それに対していつもは可愛らしいワンちゃんが恐ろしい雰囲気を放ちながら一言で叱責した。
この建物の構造は元々分かっていたから大方の場所は予想がつく。それでもAがいる部屋は詳しくは分からなくて幾つもの扉の前を警戒しながら通る。
すると少し離れた場所から俺達が探していた女の子の声が聞こえてきて、慌ててそちらに赴いた。
俺達が暴れたせいか、部下達が暴れているせいなのか建物内が崩れてきている。早くAを見つけて脱出しないと
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いっぴぃ。(プロフ) - あんずさん» こちらこそ度々更新が止まっていたのにも関わらず最後まで応援して頂きありがとうございます！今のところafter storyは書けたら書こうかなと思っているので期待して待って頂ければな、と☺️ (2月23日 19時) (
レス) @page27 id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品なので終わってしまうのが少し悲しいですがスランプになりながらもこんなに素敵な作品を完結して下さってありがとうございます！！after storyも見てみたいです✨️本当に完結おめでとうございます！ (2月23日 18時) (レス) @page40 id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (12月24日 15時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな - とても面白い作品です！！これからも頑張って下さい!! (12月22日 21時) (レス) @page27 id: e984d5283c (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - ﾄｹｲﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ (11月14日 22時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっぴぃ。 | 作成日時：2023年11月3日 22時
