51話 ページ1
『なんで、それ』
「おっ、表情が崩れたなぁ？」
「良い事教えてやるよ。あの女、ボスとお前が映ってる家族写真を飾ってンだよ」
『は、そんな訳！だってお母さんは、』
お母さんは私の事を道具としか考えてなかったのに
あの時だって、お母さんが逃げた時だって「お父さんの足止めをしてね」って言って逃げたのに。普段だってお父さんから離れる為の道具にされてたのに、
そんなお母さんが、私に愛がないお母さんが、私なんかが映ってる写真を飾る訳ない
「可哀想だよなぁ？あの女も」
「一回逃げたのにまた捕まって地下に閉じ込められるなんて」
『...やっぱり、捕まってたんだ』
「それにしても、こんな所にあいつらの子供いたのかよ」
「てっきり死んでると思ってたンだけど、意外としぶといンだな？」
『っ、いた、い』
突然髪の毛を掴まれて引っ張られる。この痛みから解放される為に離れようとするけど、中々離れてくれない。
まだ立っている状態だから良いものの、もし組み敷かれたとしたら抵抗なんて、逃げる事なんてできなくなる。
「まあ、でも俺様はあの女がだいっっっきらいだけどな！！」
「あいつはなぁ、俺を馬鹿にして来たンだよ。ボスの大事な人だからって殺せなかったけど」
「あ"ー！！！今思い出しただけでもイラつく！」
『知らない、わよ！離して！』
「お前、あいつに顔似てるし代わりに痛みつけてやろうか？どンな絶望した顔をすンのか楽しみだわ」
にまり、と心の底から笑う彼の表情にゾッと心臓が凍った。平気で子供を襲う人だ。どんな事されるかなんて、
「ふへ、やっぱりお前の絶望顔好みだわ」
「あンな子供じゃなくて、お前を持ち帰った方が楽しめそーだなぁ？」
『っ、はな、して！』
動揺をしたせいで一気に形成逆転されてしまった。不気味な笑みを浮かべる彼に押し倒されてしまい、私は腕を振り払うのに精一杯で逃げ出せない。
だれか、
「触るな、屑が」
「う、ぐ！っ、！？！、」
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いっぴぃ。(プロフ) - あんずさん» こちらこそ度々更新が止まっていたのにも関わらず最後まで応援して頂きありがとうございます！今のところafter storyは書けたら書こうかなと思っているので期待して待って頂ければな、と☺️ (2月23日 19時) (
レス) @page27 id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品なので終わってしまうのが少し悲しいですがスランプになりながらもこんなに素敵な作品を完結して下さってありがとうございます！！after storyも見てみたいです✨️本当に完結おめでとうございます！ (2月23日 18時) (レス) @page40 id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (12月24日 15時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
れな - とても面白い作品です！！これからも頑張って下さい!! (12月22日 21時) (レス) @page27 id: e984d5283c (このIDを非表示/違反報告)
いっぴぃ。(プロフ) - ﾄｹｲﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！ (11月14日 22時) (レス) id: 4cb6ac74d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっぴぃ。 | 作成日時：2023年11月3日 22時
