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Oo9 ページ9

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特に行く当てもなく 近所の
ショッピングセンターに来た


ぷらぷらと雑貨を物色する



「 可愛い 、 」

目に入った赤の花柄のタオル

色違いで黄色もある


夫婦タオル なんて言って買っていこう


淳太さんが黄色で わたしは赤かな

朝色違いのタオルを使ってることを想像すると
自然と笑みがこぼれる


?「 それねー 人気商品で今朝再入荷したばかりで … 」


話しかけて来た店員であろう人と目が合った瞬間

わたしは固まった









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「 だ 、大毅 」




2年以上も会ってないというのに

鼓動は速くなる一方で


ここから逃げ出したい気持ちと
一緒に居たい って気持ちが交差する


「 元気 、? 」

何か話さなきゃと 差し支えのないことを問う

重「 ん、 」

さっきの店員さんスマイルはどこへ行ったのか
わたしの知っている無表情の大毅に戻っていた

重「 俺あと10分くらいで 仕事終わんねん
待っといてくれへん ? 」



「 … わかった 」




待ってどうするのよと頭を悩まして
手にしたタオルを買うことも忘れていた

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作者名:?O83l | 作成日時:2017年1月14日 21時

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