Oo12 ページ12
.
重「 どう?ついてこれてる? 」
「 うん 」
重「 正直なA俺の好みのドストライクやねん 」
「 え? 」
重「 笑顔可愛いし 、料理も気遣いもできて
大毅って呼ばれるたびに 好きが増してた
でも彼女のこと どうなるかわからんかったし
大好きになってから 別れなあかんってなったらお互い辛いやろ ?
やからちゃんと清算するまで この気持ちは封印しとかなって
自分を守るために 冷たく接しててん、
でもそれとは裏腹に どんどんAのこと好きになって …
今もめちゃくちゃ嫉妬しとる 。
知らん男と結婚しとるし
嫉妬なんて何年もほったらかした俺が言えることやないか 。
悪いのは全部俺やし 、
こうなったのも全部俺の責任やねんけどな 」
大毅は 、 ははっと自嘲するけど
わたしは1ミリも笑えない
大毅がわたしに素っ気なかったのは
わたしのことを好きにならないため
わたしが大毅のことを好きにさせないため
元カノさんときちんと別れられたら好きになろうと …
重「 結局な 、 妊娠もしとらんくって
それがわかったのが式から2ヶ月後くらいで
実家はもちろんもうなくて
今更Aのとこ戻れる訳ものうて
でも不思議よな
会っとらんのに どんどん 好きになって
どんどん苦しくなってくんやもん 」
「 … 」
朝まであんなにも穏やかだったのに
重「 でも こうして出逢えたのも
運命やな 」
大毅の目の下の笑窪がたまらなく愛しい
でも脳裏に浮かぶのは
見たことないほどの淳太さんの悲しい顔
「 大毅 … 」
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:?O83l | 作成日時:2017年1月14日 21時