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重「 どう?ついてこれてる? 」

「 うん 」





重「 正直なA俺の好みのドストライクやねん 」

「 え? 」

重「 笑顔可愛いし 、料理も気遣いもできて
大毅って呼ばれるたびに 好きが増してた

でも彼女のこと どうなるかわからんかったし
大好きになってから 別れなあかんってなったらお互い辛いやろ ?

やからちゃんと清算するまで この気持ちは封印しとかなって
自分を守るために 冷たく接しててん、

でもそれとは裏腹に どんどんAのこと好きになって …


今もめちゃくちゃ嫉妬しとる 。
知らん男と結婚しとるし

嫉妬なんて何年もほったらかした俺が言えることやないか 。

悪いのは全部俺やし 、
こうなったのも全部俺の責任やねんけどな 」


大毅は 、 ははっと自嘲するけど

わたしは1ミリも笑えない


大毅がわたしに素っ気なかったのは
わたしのことを好きにならないため

わたしが大毅のことを好きにさせないため
元カノさんときちんと別れられたら好きになろうと …




重「 結局な 、 妊娠もしとらんくって


それがわかったのが式から2ヶ月後くらいで

実家はもちろんもうなくて

今更Aのとこ戻れる訳ものうて


でも不思議よな

会っとらんのに どんどん 好きになって

どんどん苦しくなってくんやもん 」


「 … 」


朝まであんなにも穏やかだったのに



重「 でも こうして出逢えたのも

運命やな 」



大毅の目の下の笑窪がたまらなく愛しい






でも脳裏に浮かぶのは
見たことないほどの淳太さんの悲しい顔


「 大毅 … 」

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作者名:?O83l | 作成日時:2017年1月14日 21時

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