元殺し屋は今呪術師って話。

第 陸 話 ページ8

『………空っぽじゃんか、虎杖くん…どこへやったのよ』




「先輩が持ってる」




「ソイツの家は！？」




「知らねえよ、確か泉区の方………」




『どうしたの？黙り込んじゃって…』




「そういや、今日の夜学校でアレのお札剥がすって言ってたな」




「！」




『ｱﾊﾊ…まさか…ヤバイ事が……起きたりしてね…ﾊﾊ』




「ヤバイなんてもんじゃない、ソイツ死ぬぞ」




。




。




。


「御札ってそんな簡単にとれんの？」




『ｷｬｰｰｰ…まさかのお姫様抱っこ……ﾎﾟﾎﾟｯ』




「お前は少し黙れっ！…呪力のない人間にはまず無理だ！普通はな！今回のは中のモノが強すぎる！封印も年代物紙切れ同然だ！」




『本当にこの人酷いな……』




「ていうかこの子の背中ゴツゴツしてるんだけど」




『色々入ってるからね〜』




ｻﾞｯ




"呪い"なんて……なんだ！？この圧(ﾌﾟﾚｯｼｬｰ)は！！




「オマエらはここにいろ、部室はどこだ？」




「よっと……」




『ありがとうっ』




「！！待てよ！俺も行く！やばいんだろ！？二月(ふたつき)やそこらの付き合いだけど友達なんだ！放っとけねえって」




『…』




「ここにいろ」

第 漆 話→←第 伍 話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す