なんで、私なん？【青】

04 ページ4

「だって…私、藤井くんのことよく知らないですし」






とりあえず、よくある断り方をしてみた←






藤井「これから知っていけばええやんか！！」









「それに…性格が合わなさそうなんで。」









藤井「……絶対諦めんから」









そう言ったと思った瞬間目の前に藤井くんの顔のドアップ









唇に柔らかいものが触れた









「え……」









まってまって…何が起きた…









頭の中を整理する時間をくれ









えと…目の前に藤井くんが居て…唇になにか触れた…









なんとなく理解したら顔が真っ赤になっているのが自分でもわかった









藤井「顔真っ赤やで？ゆでダコやん笑









もしかして、ファーストキスやった？笑笑」









こいつの言う通り私はファーストキスやった









「クソ野郎っ！」ﾊﾟﾁﾝｯ








そういってビンタしてから家に帰った








藤井「なにあいつ…笑 めっちゃおもろいやん笑笑」








そんなこと言ってるのも知らないで


















最悪…








家に帰って洗面所にダッシュして口元が赤くなるまで洗った









ていうか、あいつ何であんなに上からやねん。









ほんま腹立つ。









誰もがお前のことイケメンって言うと思うなよ。









今日のことを忘れようと布団を被って目を瞑るけど、脳裏にあいつが思い浮かぶ









「あぁぁぁぁ!!もーっ！！！腹立つー！！！」









そんなこんなで一睡も眠れなかった









まじで覚えてろよ藤井流星。









ほんま、なんで私やねん









喋ったこともないやん









いきなり告白とかじゃなくて普通もっと距離を縮めてからやろ！ほんま無いわ！









ナルシはほんま無理やわ

05→←03

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す