WESTの愛され紅一点ちゃん 3

番外編 2 ページ30

貴女side







宇宙「パパァ！ママァ！早くー！！」







そう言って腕を引っ張ってくる息子の宇宙









顔が流星そっくりで将来絶対イケメンなるわぁ〜









宇宙「宇宙先行っちゃうで〜！」









そう言って流星の手を離して走っていってしまった








「宇宙！あかんっ！！」









そう言ったのも遅くて







宇宙は人混みの中に紛れてしまった









急いで追いかけるも周りを見ても人ばっかりで全然見当たらない









迷子センターへ行ってみるも宇宙はいない









放送をしてもらって迷子センターで待つことになった









もしも、誘拐されてたら…








もしも、怪我をして泣いていたら…









もしも、危険な目にあっていたら…









不安でたまらなかった









「りゅう…泣 どぉしよぉ泣」









藤「大丈夫やから…A。Aはここおって？俺探してくるから」









「なら、私も行く」









藤「俺らどっちかが居らんと宇宙がここ来たら不安なるやろ？安心して待っときや」








そう言って微笑んでくれた









流星のそんな顔を見ると不安だった気持ちも少しだけマシになった









そして、流星が迷子センターを出ていって数十分後









流星が帰ってきた








流星の腕の中には泣きじゃくっている宇宙の姿









その姿に安心して堪えていた涙が溢れた









藤「宇宙、ママにごめんなさい言える？」







宇宙も泣きながらやけど頷いた








そんな宇宙を見た流星は片方の口角を上げて宇宙を降ろした








宇宙「ママァ〜泣 ごめんなさぁい泣」








トテトテとこっちに向かってくる宇宙








私のところまでたどり着くとぎゅうっと効果音がつきそうなほど思いっきり抱きしめた

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