片想い【青】

24話 ページ24

「…じゃあ…行かせてもらおうかな…」







そう言うとパァっと顔が明るくなった藤井くん








流星「ほんまに!?よかったぁ！嫌って言われたらどうしようか思ったわ笑」









「うん…ごめんね、追いかけて来てくれてありがとう」









流星「…どうする？学校戻る？」









「…ううん…今日はもう少しここにいる」









流星「じゃあ、俺もここおってええ？」









「えっ!?」








その返答は予想してなかったからびっくりして大きな声が出てしまった









流星「あかん？」









「いや…でも、授業は…？」









流星「大丈夫大丈夫、いっつも遅刻しとるし！」









いや…それは逆に大丈夫じゃないよね








でも、それを得意げに言う藤井くんが面白くって笑ってしまった









「ふふっ…藤井くん面白いね」









流星「やっと笑った。Aは笑ってる方がええよ








暗い顔より笑ってる方が可愛ええ」









そんなことを言われると顔が赤くなるに決まってる









勘違いしてしまいそうになるのに…
























あれから藤井くんはたわいもない話を色々してくれた







面白かったり…面白くなかったり笑









2人で過ごせることがこんなにも嬉しいなんて








この時間がもっと…ずっと続けばいいのにな…









私のそんな願いは虚しく








？「A…？」







と声をかけられた

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