片想い【青】

15話 ページ15

少ししてから教室を出ると









「ちょっといい？」と、他クラスの女の子数人に話しかけられた









あぁ…またか









「いいですよ。手短にお願いします」









女の子達に連れてこられたのは校舎裏









A「率直に言いますけど、あの4人から離れてもらえませんか」








またこれだ









自分でもわかっている









あの4人とじゃ私は天と地ほどの差があることくらい









だから、目がつけられる









私が1人になるといつもこれ







私が4人と一緒にいることが気に食わないのか悪口を言われたり、たまに暴力を振るわれたりする









ほんとはみんなに相談しようとも思った









やけど、心配かけるのも嫌









矛盾しかしてへん









「ごめんなさい、それは出来ないです」









B「あんた身の丈考えたら？どう考えたって場違いやん」









C「ほんまにそれ笑 あ、もしかして自分可愛いとか思ってるの？笑」









A「えー！？流石にないでしょ、こんなブス！」









ーﾊﾞﾁﾝｯ









「…った」









顔を叩かれた









痛い








頬がじんじんする









C「なんか言えよ！」









言ったところで何も変わらない









それなら黙って耐えるしかないやん









B「…もう行こ。こんなクソに構ってられんわ」









そう言って女の子たちは帰って行った















なんで…なんで、私がこんな思いをしないといけないの








もうやだよ…








じんじんと痛い頬に気づかない振りをして、声を押し殺してその場で泣いた









何がいけなかったのか、私のどこが悪かったのか









でも、そんな思いをしてでもみんなと一緒にいたい








全部自分のせいなんだ









私が悪いんだ、全部全部私のせいだ









もう消えてしまいたい…

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