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4話 ページ4

ご飯を食べながらユキちゃんとたわいもない話で盛り上がっていると横にすごい行列が出来ていた








流石にここまで長くなるのはおかしい









ふと食券機の先頭を見ると先程席を譲った藤井くんの姿。









なんか財布を見たりポケットを探ったりして慌てているようだった









そんな様子を見てユキちゃんに、ちょっとごめんと告げてから









藤井くんの元に向かった









でも、いきなり名前を呼ぶのは私には無理だ









とりあえず、当たり障りのない









「…あのっ!」









と声をかけた









流星「…え?」









「えっと…間違えてたらごめんなさい!









もしかして…お金…ないですか…?」









これで間違えていたらほんとに失礼だ









流星「そやねん…お金忘れてたみたいで…笑









これ以上詰まらせるの悪いから並び直すわ」









そう言って並び直そうとしてる藤井くん









「あ、あの!良ければこれ使ってくださいっ」









渡したのは学食のどのメニューも無料で食べれるチケット









この前、仲のいい学食のおばちゃんに貰った









流星「え、いや、でも…」









「私、いつもお弁当なんで!いらなかったら捨ててください!じゃあ!」









そのチケットだけ押し付けて走って逃げた









人見知りしてしまう私が1人の人のためにここまでしたのは初めてで









自分でも驚くほどだった









そんなとき、後ろから大きな声で









流星「ありがとう!!ありがたく使わせてもらうわ!!」









と聞こえた









振り返ってみると笑顔で手を振ってくれてる藤井くん









その姿を見てドキドキと胸が高鳴った















喋った時間は短かった、いや、今日初めて会ったと言っても過言ではないのに…藤井くんに恋してしまったことに気がついた









バクバク言うてる心臓を無視してダッシュで教室に戻った









ユキちゃんが帰ってきてめっちゃ怒られたんは言うまでもない

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nana(プロフ) - てるてるぼーずさん» コメントありがとうございます!お待たせしてしまってすみません!明日も更新できるように頑張りますね! (2018年8月27日 23時) (レス) id: 52a11d90be (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 有香さん» コメントありがとうございます!少しでも早く更新できるように頑張ります! (2018年8月27日 23時) (レス) id: 52a11d90be (このIDを非表示/違反報告)
てるてるぼーず(プロフ) - 更新待ってました!!めちゃくちゃ好きなお話です!これからも更新待ってます!! (2018年8月27日 22時) (レス) id: 6a9af03c30 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年8月25日 10時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - 読ませてもらいました!すごく良かったので続きをぜひ書いてもらえたら嬉しいですよろしくお願いします!すごく読んでて仕事の疲れ吹き飛びます!ゆっくりでいいので続き下記続けて欲しいです!暑い日が続きますがお体に気をつけて書いてください! (2018年8月23日 22時) (レス) id: 962358cccc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nana | 作成日時:2018年8月8日 21時

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