ゲームは趣味だよ、君。【Fischer's】 (ページ2)

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第1話！ページ2

『…シルクくん、君なにしてんの？』

シルクの部屋に来て編集をしていた。

イヤホンを外し、ふと後ろで寝転がってたシルクを見ると気持ち悪いくらいにニヤニヤしていた。

シルク「お前の実況見てんの。」

『うっわメンバーに見られるほど嫌なことないんだけど。』

シルク「俺は遥香の好きだから見んの！」

スマホを覗き込むと、1人でやっているジェイソンだった。

私はため息を吐く。

さっさとマサイたち来ないかな…。

編集し終わった動画をチェックし、予約投稿をする。

Twitterで告知をし、伸びをした。

シルク「おつかれ、遥香。」

『ん。多分ミスはない。』

シルク「遥香って本当ミスがないよな。」

『自分のもあるからみんなの倍やってるからね。』

これでしばらくは休みだ。

動画のストックも10日分ある。

欠伸をしてごろっと横になった。

シルク「そこで寝たら身体痛めるぞ。」

『うるさい…ろくに寝てないんだから…もうどこでもいい…。』

昨日はキヨさんたちと夜遅くまでやってたし。

横になればすぐに眠気が襲ってくる。

目を瞑ると、おでこが微かに温かくなった気がした。

シルク「おやすみ、遥香。」

言語になっていない言葉を返し、私は静かに眠りに落ちた。