高校生のシルクのお話 ページ5
俺らは高校生に上がれた。
あのマサイがちゃんと高校に受かったのだ。
成績すっごく悪かったのに。
先生まで驚いてた。
理由を聞いたら、マサイはすごく恥ずかしそうに、でも嬉しそうに言ったんだ。
マサイ「俺の彼女…遥香が教えてくれたおかげなんだ。」
付き合ったのか。
俺らはそりゃもう驚いた。
明日香なんて特に。
明日香「だってほとんど人に興味がなかったお姉ちゃんがだよ？！お赤飯だよ！え、マサイお姉ちゃんのことちょっとでも泣かせたら殴るからね？」
マサイ「泣かせねぇよ！俺が一生守る！」
こんなマサイ、見たことねぇ。
恋ってのはここまで人を変えてしまうのか。
まあ、いい変化だから良かった。
俺がこの時1番気になったのはモトキだ。
なんとも言えない表情をしていたから。
寂しいような、嬉しそうな。
だから、俺は誰にも聞こえないようこっそり聞いた。
シルク「遥香さんとなんかあったのかよ。」
モトキは目を大きく開いた。
その後、ため息を吐いて取り繕ったような笑顔をした。
モトキ「シルクには嘘つけないなぁ。」
シルク「普段ノーリアクションな癖にめちゃくちゃ顔に出てたぞ。」
モトキ「……前、遥香と付き合ってたんだ。」
シルク「…は？」
モトキ「酷い振り方しちゃったから…マサイと幸せになってくれて良かったって思って。」
今、モトキは明日香と付き合ってる。
…なにがあったのかは知らないけど。
シルク「どっちも幸せなら俺は良いよ。」
俺らでも、マサイをあそこまで穏やかな笑顔にはさせられない。
モトキも明日香も幸せそうだ。
マサイ「あっ、そろそろ行かなきゃ。」
ンダホ「えー、久しぶりに集まれたのにもう行っちゃうの？」
マサイ「すまねぇ、今日は迎えに行く日なんだ。」
ダーマ「うわリア充め。てか遥香嫌がんないの意外だわ。」
遥香と1番仲良く話していたダーマ。
確かに、一緒に帰るというイメージは無い。
1人が好きなのだと思っていた。
マサイ「…あいつ、1人が嫌いだから。」
明日香が今度は目を見開いた。
マサイ「じゃ、デート行ってきまぁす。」
シルク「行ってこいリア充め。」
マサイの背中を思いっきり押した。
嫌そうに、でも幸せそうにこっちに顔を向ける。
…ま、いっか。
俺は残ったメンバーの方へ向いた。
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ユウリ(プロフ) - 熊坂@サブさん» 頑張ってください！！応援しております！！続編でたらすぐお気に入り登録させていただきます！！ (2020年9月8日 19時) (
レス) id: 4c2f02cb4e (このIDを非表示/違反報告)
熊坂@サブ(プロフ) - カフェモッカさん» 本当にありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2020年9月8日 16時) (レス) id: b3d4a9f8b7 (このIDを非表示/違反報告)
熊坂@サブ(プロフ) - ユウリさん» ありがとうございます！近いうちに続編として1作づつ出させていただきますね！ (2020年9月8日 16時) (レス) id: b3d4a9f8b7 (このIDを非表示/違反報告)
カフェモッカ - 熊坂@サブさん» ビタチョコは嘘の自分を偽るけどモトキに勘づかれちゃって『偽善者』って言われたとかなんとか的なやつで偽物勇者は差別的なやつで苦しんでいた夢主ちゃんをシルクが助けるっっていう感じ……長文失礼しましたァァ!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 4ebf1d1c66 (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ(プロフ) - 熊坂@サブさん» そうですね……シャルルはぺけたん、アルカリレットウセイはシルク、アイ情劣等生はモトキでどうでしょうか！ (2020年9月7日 21時) (レス) id: 4c2f02cb4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：熊坂 | 作成日時：2020年8月25日 17時
