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ガチャッ
男「あれ、工藤ってどこの家だ？」
男「工藤？何言ってんだ、時間指定の荷物は、阿笠って家だろ？」
男「でも、見てみろよ、この伝票！阿笠の前に、工藤様方って書いてあるじゃないか。」
男「妙だなあ。こっちには書いてないぞ。」
男「あ、この家がそうみたいだ。」
ピンポーン
光「ええっ、宛名の阿笠博士の前に、工藤様方って書いたんですか？！それも、ボールペンで？」
「昴さんか。」
コ「ああ。これで荷物は博士の元じゃなく、隣の工藤っていう家に住む、昴さんに届くはずだよ。」
哀「それで？あの人が荷物を受け取るのはいいけど、どうやってこの危機的な状況を伝えたのよ？」
コ「考えてみろよ。そんな宛名を書けるのは、この世でオレぐらいだろ？しかも、書体や文字の色を書けば、後でボールペンで書き足されたって分かれば、昴さんならすぐ分かる。
それに、そんなことができるのは、配達中の宅配業車のコンテナの中ぐらいってこともな。」
歩「そっか！」
元「すげーじゃん！」
コ「まあ、念のためにその配達伝票に、この状況を書いておいたしな…。」
光「一体、どうやって…。」
話を聞くと、綿棒のワタをとったもので書いたらしい。荷札の転写を利用するとか…。すごいな。
ガチャッ
昴さんが、配達の追加を頼んだらしい。
再び扉が閉められた後、その箱を開けると…携帯が。
さすが昴さん。
光「携帯電話…？」
哀「なるほど。この状況なら、一番頼りになる武器ってわけね。」
コ「ああ。安全かつ、確実に奴らを捕まえるには、直接オレの口から状況を伝えた方が…」
ガチャッ！
やばっ、まじかよ。
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夏奈 - 初めまして！コメント失礼します！めためた面白かったです！ (2022年5月26日 18時) (
レス) @page50 id: 850f1daaa0 (このIDを非表示/違反報告)
Hon - 続き待ってますね！ (2022年4月5日 19時) (レス) @page50 id: 6e23f91cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶 | 作成日時：2021年12月3日 21時
