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廊下に出された私は前を向いた

瓦礫で塞がっている廊下を見て、生徒達は動揺していた

そんな中、私は冷静だった。
多分、気が動転し過ぎて逆に冷静になったやつだ。

「爆弾だよ!」

『わっ、びっくりした、、』
急に大きな声で言うせんせーに私は小声で言った

「これでわかってもらえた?」

そういうせんせーに、逢沢は

「先生が爆破させたんですか」

と質問した

こんな中、よく質問できるな、凄っ

「ピンポーン!あ、ちなみにね、そこの上にもまだあるよ」

そう言った直後、皆が爆弾が設置されている方向と逆に逃げる

「おいウソだろ…?」
「狂ってる…」


数名が助けを呼ぼうと叫び始めたが……


「むーだーだーよ!!みんな自分のことで、それどころじゃない…さあさあ、教室に戻ろうか。また爆発しないうちに」


そう言ってせんせーはニヤリと不敵に笑った

その顔を見て、『その顔、なんか好きだな』と、私は思った

教室に戻ると

先生が校内の地図に何やら書き込みをしていた

「今の爆破で君達は、この教室と隣の美術室、そしてトイレ以外は行けなくなった。完全に退路を絶たれたことになる」

その言葉に、数名が

「全然話についていけないんだけど…」
「え、これドッキリだよね?」

と言ったが、

「もちろん、リアルだ」

と返されてしまう

「ちなみにこの学校には、さっきみたいな爆弾が至る所にしかけられてる」

その言葉に、
「この教室も爆弾があるってことですか」
と質問した逢沢。

度胸があるのか、それとも、
そんな事を考えていると、

「……いち、に、さん」

先生が教室の3か所を指さししながら数えると、

生徒は一斉に後ずさる

「わかったら、席に着こうか」

その言葉にそれぞれが席に着き始めると


先生は窓枠に手をついて楽しそーに眺めている

「おー、走ってる走ってる!もう2、3個爆破させないと緊張感出ないかなって思ったけど、結構みんな必死に逃げてくれてるね」


先生がこちらを見ていない隙を狙ってか

数人が携帯電話で助けを求めようとしていた

「はい、携帯ストップ!!これからみんなの携帯電話と鞄を回収するから。もし、余計なことをしたら…」


未だに携帯で連絡を取ろうとしている西崎くんに近寄ると


先生は広げた袋を叩きつける

「ばあん!!!!!!……それが嫌なら、この中に全部入れろ…」

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すー(プロフ) - 好きです!これからのお話も楽しみに待ってます!! (2023年1月20日 3時) (レス) @page5 id: 79c53cdf29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶんちん | 作成日時:2023年1月16日 0時

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