・ ページ6
廊下に出された私は前を向いた
瓦礫で塞がっている廊下を見て、生徒達は動揺していた
そんな中、私は冷静だった。
多分、気が動転し過ぎて逆に冷静になったやつだ。
「爆弾だよ!」
『わっ、びっくりした、、』
急に大きな声で言うせんせーに私は小声で言った
「これでわかってもらえた?」
そういうせんせーに、逢沢は
「先生が爆破させたんですか」
と質問した
こんな中、よく質問できるな、凄っ
「ピンポーン!あ、ちなみにね、そこの上にもまだあるよ」
そう言った直後、皆が爆弾が設置されている方向と逆に逃げる
「おいウソだろ…?」
「狂ってる…」
数名が助けを呼ぼうと叫び始めたが……
「むーだーだーよ!!みんな自分のことで、それどころじゃない…さあさあ、教室に戻ろうか。また爆発しないうちに」
そう言ってせんせーはニヤリと不敵に笑った
その顔を見て、『その顔、なんか好きだな』と、私は思った
教室に戻ると
先生が校内の地図に何やら書き込みをしていた
「今の爆破で君達は、この教室と隣の美術室、そしてトイレ以外は行けなくなった。完全に退路を絶たれたことになる」
その言葉に、数名が
「全然話についていけないんだけど…」
「え、これドッキリだよね?」
と言ったが、
「もちろん、リアルだ」
と返されてしまう
「ちなみにこの学校には、さっきみたいな爆弾が至る所にしかけられてる」
その言葉に、
「この教室も爆弾があるってことですか」
と質問した逢沢。
度胸があるのか、それとも、
そんな事を考えていると、
「……いち、に、さん」
先生が教室の3か所を指さししながら数えると、
生徒は一斉に後ずさる
「わかったら、席に着こうか」
その言葉にそれぞれが席に着き始めると
先生は窓枠に手をついて楽しそーに眺めている
「おー、走ってる走ってる!もう2、3個爆破させないと緊張感出ないかなって思ったけど、結構みんな必死に逃げてくれてるね」
先生がこちらを見ていない隙を狙ってか
数人が携帯電話で助けを求めようとしていた
「はい、携帯ストップ!!これからみんなの携帯電話と鞄を回収するから。もし、余計なことをしたら…」
未だに携帯で連絡を取ろうとしている西崎くんに近寄ると
先生は広げた袋を叩きつける
「ばあん!!!!!!……それが嫌なら、この中に全部入れろ…」
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←・
48人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すー(プロフ) - 好きです!これからのお話も楽しみに待ってます!! (2023年1月20日 3時) (レス) @page5 id: 79c53cdf29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぶんちん | 作成日時:2023年1月16日 0時