余命【3年A組】【柊一颯】 (ページ4)

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あーあ、やっぱり嫌な予感が当たった

逢沢がどういうことかと聞いている時、私は薬の事を考えていた

｢俺の目的が達成するまでみんなにはこの教室にいてもらう」

そうせんせーが言った瞬間、クラスからは笑いが起こる

『今、笑える状態かよ、』

私はせんせーの目を見て呟いた

あれは冗談では無い、本気だ

宇佐美や水越からなにか言われるせんせーだが、私はせんせーを見つめているだけだった

「ねぇ、もしかしてさ？卒業に関わる重要なことって、これ？このために全員出席するように呼び掛けたの？｣

諏訪さんがそういった。

「そうだよ？卒業する前に、みんなと一緒にぜひ解決しておきたいことがあって」

そうせんせーが言っていた。

なぜ、こうなってしまったんだ

「んだよ、こんなことなら家で寝ときゃよかった」

｢あほらし、帰るぞ」

「さようなら～！」

と石倉と甲斐が立ち上がり、扉の前で動きを止めた

「扉は開かないよ。特殊な鍵を、掛けたから」

「、、、さっきから訳分かんねえことばっか言いやがって、！」

え、せんせーがあの扉を開かなくさせたの？

そう思っていると、痺れを切らした甲斐がせんせーの胸ぐらを掴んで居た。

「さっさとドア開けろ！」

と甲斐が言うと、

私は咄嗟に目を瞑った。

少し、目を開けると、そこには

せんせーと甲斐のいた場所が逆になっていた。

『へ？』

情けない声が出た次の瞬間、

先生は隼人の制服から折り畳み式のナイフを取り出すと、
それを奪っていた