263話 ページ40
あれから夕食を終わらせてお風呂にも入った。
『…明日は学校か…いつも行ってるけど明日は最初の頃よりも緊張する』
先ずは、先生に言わなきゃいけないし。
傷はどうしようかな。
薬「…大将、包帯はどうする？明日、傷を皆んなに見せるのか？」
『どうしようかな…証拠あった方がいいかな…』
山「まぁ、審神者以外のことまで言うのか？」
『髪の毛の色が違う時点で、言わないとかなとは思う』
三「言っても、大丈夫だと思うぞ」
『何で？』
三「じじぃの感というやつだ」
『三日月の感もよく当たるんだよね』
髭「たとえ、クラス？の人達に何か言われても僕達がいるし大丈夫だよ」
膝「兄者の言うとおりだな」
小「そうだよ…」
鶴「だなっ！」
お供「そうですね！」
鳴「うん」
『みんなありがとう。じゃあ、今日は包帯はいいかな。足は長い靴下履くから大丈夫だし』
薬「分かった…包帯は一応持っておくぜ」
『うん、ありがとう』
燭「明日は学校なんだからもう休んだら？」
巴「明日から早いからな」
『うん、分かったありがとう』
と自分の部屋に戻った。
肥前は会話しようよーとか思った。
ーーーーー
自分の部屋に戻って来た。
袖を捲ると傷がみえる。
『怖いなっ…て、思うけどね』
なんて1人呟く。
明日、学校行くの怖いな…。
イリーナ先生に連絡ぐらい入れとこ。
みんなが学校来る前に行かないといけないし。
ガラッ
薬「…大将、明日はいつもより早く行くよな？」
『うん？それがどうしたの？』
薬「一応、確認のためだ」
『分かった…』
薬「それと大将…明日は心配しなくて良いからな…
俺らが側にいるし、俺も説明はする」
『うん…本当は正直なところ不安なんだよね』
薬「…だろうな、それと渚達は信じてくれている事を忘れるなよ」
『…分かってる』
薬「…大将、今年はいつも以上に頑張ってるな」
『そう？』
薬「学校行く前と比べてもな…それに前よりも明るくなっただろ？同い年の前で笑えるようになったしな」
『そっか…』
薬「…あぁ。じゃあ、ゆっくり休めよ」
『はーい…』
薬「じゃあ、おやすみ大将」
『うん、おやすみ』
薬研は出て行った。
『手が震えてるな…』
1人になると不安になるから急に手が震えて来た。
『大丈夫…大丈夫だから…』
と自分に言い聞かせる。
そして私はいつの間にか眠った。
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作者名：羅ノ亜 | 作成日時：2022年10月9日 22時
