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・lisa side・



今日は夜中までお仕事の日だった。
オンニ達よりも早く仕事が終わったので先に宿舎に向かう



「Aちゃん、ちゃんと寝てるかな……」



最近は1人でお留守番ができるようになったAちゃん。初めは心配でたまらなかったけど「18よ。子供じゃない。」と一蹴されてしぶしぶ仕事に向かう日が多い。

宿舎に着くと家の電気は全て消えていた。
よしよし、ちゃんと寝たみたいだ。

私は軽くシャワーを浴びゆったりタイム。眠気がまだ襲ってこないからテレビを見ながら寝落ちでもしようと思ったところに、私の部屋から物音が聴こえてきた


Aちゃん、?!


物音がしたと思ったらバタバタとこちらに向かう足音。
私も反射的にその音がする方へ向かうとリビングのドアが勢いよく開いて、Aちゃんが飛び出してきた



「リサ!りさ!リサ!っりさ!」



急に痛いくらいに抱きつかれて思わず目が眩んだ
Aちゃんを見れば泣いていて……え、泣いてる!?



LS「Aちゃん!?どうしたの!?」
「リサ、りさ…っ、ぅ、リサ…、」



震えてる…。まるで何かに怖がっているような感じだ。
私はそっとAちゃんの背中に手を回して優しく撫でる


LS「大丈夫、大丈夫。もう大丈夫」

「りさ…ぁ、りさ、」

LS「うん、私だよ。ここにいるよ、A」


何分経ったかな、しばらく抱きしめていたらAちゃんの震えていた身体が落ち着きを取り戻した様だった。すると今度は私から離れようとするから咄嗟に阻止する


LS「だめ。いかないで」
「…っ。」


もう一度包み込むように抱き締めれば
耳元でぐずっと泣き声が聴こえた


LS「怖い夢でも見た?」
「…」


頷いた。きっと過去の夢だろう。こんなに震えて…
今度は私の胸が痛いくらいに締め付けられた



LS「怖かったね…」

「ん」

LS「Aちゃんには私がいるよ」

「……うん」

LS「もう絶対怖い思いさせないからね」




私の名前を呼んでいた。私を探していた。
「助けて」と言葉にはしていなかったけど、これは兆しだ。

Aちゃんが初めて私に手を伸ばした。
やっと伸ばしてくれたこの手を絶対に離すわけにはいかない。

そして泣き縋る姿を見て改めて決心した。











この子は私が守らなきゃ

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- 更新楽しみにしてます!! (5月31日 23時) (レス) @page25 id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます🥹ぼちぼち書いてるので気長に待っていてください😌 (2023年4月14日 22時) (レス) id: 99e7b95db2 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます!!更新がんばります^^ (2023年4月14日 22時) (レス) id: 99e7b95db2 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!!これから主人公がどうなってくのか気になります!! 続きが読みたいです!! (2023年4月11日 23時) (レス) id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 面白いです。これ。 (2023年4月7日 20時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年9月15日 21時

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